第一生命グループとキャップジェミニ、デジタル革新の新拠点
第一生命ホールディングス株式会社は、フランスに本社を置くキャップジェミニとの戦略的提携を発表し、インドに新しい「グローバル・ケイパビリティ・センター」(以下、GCC)を設立することが決まりました。2025年5月の開設を目指しており、この拠点は第一生命グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を一層加速させる役割を果たします。
インドに設立されるGCCの目的とは
新たに設立されるGCCは、デジタル化における中心地であるインドに位置します。この拠点は、第一生命グループのITおよびデジタル戦略の推進に特化して設計され、高度な専門人材の育成と活用を通じて、グローバルなデジタル戦略を強化することを目的としています。具体的には、AIやデータ活用、強固なサイバーセキュリティ対策、更には先進的なソフトウェア開発など、多岐にわたるデジタル領域のケイパビリティを提供することが期待されています。
GCC設立の背景
第一生命グループは、グローバルな事業活動におけるイノベーションと生産性向上を目指しており、特に日本、米国、オーストラリアを初めとする地域に焦点をあてています。このGCCを通じて、同グループはデジタル組織能力の内製化を図るとともに、より高い顧客体験を実現するためのソリューションを開発していきます。
キャップジェミニとのパートナーシップ
キャップジェミニは、第一生命グループのDXを支援するべく、豊富な実績を持つパートナーとして参与します。両社は、高度な専門人材を共同で育成し、データやAIの活用、顧客サービスの質を向上させるための革新的なソリューションを共創することを目指しています。この協力関係は、特にお客様の期待を超えるサービス提供に繋がるでしょう。
経営陣のメッセージ
第一生命ホールディングスの代表取締役社長である菊田徹也氏は、「GCCの設立を通じて、内部のデジタルケイパビリティを構築し、DXを加速するためにキャップジェミニと提携しました。特にデータ・AIやサイバーセキュリティにおける専門性を迅速かつ効率的に蓄積し、革新的なソリューションを提供する体制を整えます」と述べました。
キャップジェミニのCEO、アイマン・エザット氏は「第一生命グループとの戦略的パートナーシップは、顧客サービスの新たな基準を確立し、新たな価値を創造することを目指しています」と強調しました。
キャップジェミニについて
キャップジェミニは、企業がデジタルで持続可能な世界への移行を迅速に支援し、社会への影響を具体的に生み出すことに特化したグローバルパートナーです。これまでの55年以上にわたる豊富な経験を基に、34万人以上の多様なメンバーが技术価値を引き出し、ビジネスニーズに応えています。AI、クラウド、データといった市場でのトップクラスの能力をもとに、エンドツーエンドでのサービスを提供し、顧客からの信頼を得ています。
今後の第一生命グループとキャップジェミニに期待するところは大きく、GCCを通じて新たなデジタル時代の幕開けが見込まれています。