2025年お年玉調査、現金主流で金額増加傾向に
株式会社マルアイが実施した【2025年お年玉に関する実態調査】によると、来年のお正月にお年玉をあげる予定の人は約44.5%に達し、その平均人数は2.5人と算出されました。お年玉の金額は、1,000円から4,000円台が多い中、親に対しては10,000円を超える金額をあげる傾向が強まりつつあるようです。
調査は、全国の20歳以上の男女2,404名を対象としており、その中で590名が2025年にお年玉をあげると回答しました。お年玉をあげる相手は、主に親戚の子どもや自分の子どもが多く、金額分布では1,000円台から4,000円台が最も一般的で、親には42.1%が1万円以上を予定しています。
お年玉のやりとりの方法
調査結果によれば、お年玉をあげる方法として最も通用しているのは「現金をぽち袋に入れて手渡す」で、全体の60%と非常に高い割合を示しています。また、現金をぽち袋に入れて送る方法も29%という票を得ており、キャッシュレス決済の導入が進む中でも、現金でのやり取りは依然として根強いことがわかります。
一方で、お年玉の金額に対する考え方も見える化されており、特に年齢層が上がるにつれて相手によっては高額化が進んでいるようです。たとえば、高校卒業までお年玉をあげると考える人が39.3%を占めており、成人になるまであげるべきという意見は16.4%に留まっています。
2024年年末年始の過ごし方
合わせて実施された【今年の年末年始の動向調査】によると、今年の年末年始では68.4%の人が「自宅でゆっくり過ごす」と回答しました。親族で集まる予定があると答えた人は22%で、昨年よりも人と会う予定が減少していることが明らかになりました。特に、一緒に過ごす人数も少なくなり、親族や友人と会う機会が減っていることは注記すべきポイントです。
このように、2025年のお年玉事情は確実に変化しつつあり、現金による伝統が根強い一方、金額や配分方法の多様化も進んでいるようです。たとえお年玉を手渡しできない場面でも、郵送などでのやり取りが増えていくと考えられ、時代の流れの中でお年玉の意味や形が見直される可能性があるでしょう。
調査概要
- - 調査名: 2025年お年玉に関する実態調査
- - 対象条件: 全国20代〜60代以上の男女
- - 調査期間: 2024年11月23日〜11月25日
- - 有効回答数: 590名
これからの年末年始がどうなるのか、皆さまも楽しみにしておいてください。お年玉という行為が持つ伝統と現代的な変化が交錯する中、私たちはどんな形でそれを受け入れていくのか、注目したいところです。