子どもたちの権利を守る「Sapporo・チャイルド・ライツ2024」プロジェクト
札幌市内で進む「Sapporo・チャイルド・ライツ2024」プロジェクトは、子どもたちの権利を守るための重要な活動です。今年で6年目を迎えるこのプロジェクトは、様々な団体が連携して「子どもの権利」について広く知ってもらうことを目的としています。特に、11月は児童虐待防止推進月間にあたるため、多くのイベントとキャンペーンが展開されます。
このプロジェクトは、認定NPO法人Kacotamをはじめとする、札幌市内の7つの団体が協力して実行されます。これには、経済的に困難な家庭の子どもたちへの学習支援を提供する団体や、訪問型フリースクールを運営する団体などが含まれており、各団体が異なる視点から子どもたちの権利を守る取り組みをしています。
プロジェクトの主な取り組み
「Sapporo・チャイルド・ライツ2024」プロジェクトには、いくつかの重要なアクションが含まれています。まず一つ目は、子どもたちに向けた書店での活動です。2024年11月1日から30日までの間、札幌市内の19の書店で特製のしおりが配布されます。配布予定数はなんと2万枚で、多くの書店が協力して子どもの権利に関する情報を広めます。参加書店には、コーチャンフォーや三省堂書店札幌店などが名を連ねており、これは全国的にも非常にユニークな試みとなっています。
次に、札幌市中央図書館では、11月中旬から「子どもの権利」に関連する書籍を展示し、関連する図書も紹介されます。図書館の司書が選んだ書籍を展示し、訪れた人々にこの重要なテーマについて考えるきっかけを提供します。また、図書館でも前述のしおりが配布され、図書館を訪れる人々に対する啓発活動が行われます。
さらに、プロジェクトは札幌市内の中学校図書館とも連携を図り、情報共有や啓発に力を入れています。全中学校に向けてプロジェクトのしおりが配布され、子どもたちに「子どもの権利」についての理解を深めてもらう契機となります。
子どもたちを支える理念
「Sapporo・チャイルド・ライツプロジェクト」は、2018年に子どもに関わる市民活動団体が集まり、現在の社会における子どもたちの課題を考えるところから始まりました。例えば、十分な食事がとれない子ども、虐待を受けている子ども、学校に馴染めない子どもなど、様々な困難を抱えています。子どもたちが「生きる権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を保障されることが、社会全体での課題解決につながると考えています。
このプロジェクトを通じて、子どもたちが安心して成長できる社会を作るために、子どもたちの権利についての意識を広め、理解を深めることが目指されています。私たち一人一人が、「子どもたちが安心して成長できる社会を創りたい!」という理念の下に、この取り組みを支援していくことが求められています。
お問い合わせ先
詳しい情報は、NPO法人札幌チャレンジドにお尋ねください。担当は加納さんで、電話番号は011-769-0843、メールは
[email protected]です。このプロジェクトへの参加や意見をお持ちの方は、ぜひご連絡を!
以上、「Sapporo・チャイルド・ライツ2024」プロジェクトについてご紹介いたしました。この活動が、札幌の子どもたちの未来をより良いものにする一助となることを願っています。