和歌山初上陸!バウムクーヘンAI職人「THEO」
和歌山県に新たなスイーツの風が吹き込む!フードテックマイスター株式会社が開発したバウムクーヘンAI職人「THEO(テオ)」が、和歌山市の人気洋菓子店「Petit a Petit」に導入された。これにより、和歌山県での「THEO」の初登場を迎え、地域のスイーツ文化が一層賑わうことが期待されている。
THEOとは何か?
「THEO」は、株式会社ユーハイムが開発した最新のバウムクーヘン職人だ。機械学習によって職人の焼き技術を習得し、無人で高品質なバウムクーヘンを焼き上げることが可能だ。具体的には、焼き加減や生地の層を解析するための画像センサーを用いており、熟練の職人と同等の技術を持つAIとして評価されている。
このプロジェクトは、約5年の開発期間を経て、ロボット工学やAIの専門家と協力して実現したものだ。さらに、2023年2月に神戸市と事業連携協定を締結したことで、地域の産業振興にも寄与している。
Petit a Petitのこだわり
さて、和歌山の洋菓子店「Petit a Petit」は、当初ケーキ教室と材料の販売からスタートした店舗だ。オーナーシェフの宮本友理子さんは、フランス留学後に2003年にこの店を開業し、「少しずつ」でお客様に喜んでもらえるケーキ作りを目指している。彼女の信念が込められた店名もとても印象的だ。
今回、THEOが生み出すバウムクーヘンの一つ、「バウムクーヘン幸-sachi-」は、紀州九度山の地養卵や国産小麦、本葛粉を使用しており、ふんわりとした食感が特徴。やさしい味わいで、大切な人に幸せな気持ちを伝える一品だという。価格は1,728円(税込)で、今後は紀州梅を使用した新たなフレーバーも計画している。
地域のスイーツを盛り上げる
「THEO」と「Petit a Petit」のコラボレーションは、特に女性のパティシエールとAIの初タッグとして注目を集める。宮本シェフは独自の道を歩んでおり、こだわり抜いた素材選びと安心して食べられるケーキを提供し続けている。
最近ではアレルギー対応のケーキも提供しているが、通常のケーキと同じ調理室で作るため、重度のアレルギーへの対応は難しいとのこと。そんな中でも、地域への貢献を目指し、少しずつ目標に近づいている。
まとめ
和歌山の新しいスイーツ文化を担う「THEO」と「Petit a Petit」の取り組みは、これからの展開にも期待が寄せられている。地元の素材を活かした、安心・安全なスイーツが続々と生まれる中、これを機にスイーツファンがさらに和歌山に集まることになるだろう。ぜひ、和歌山に訪れた際には、「Petit a Petit」のスイーツを楽しんでみてほしい。新旧の愛されるスイーツが融合した新たな味覚の世界が広がっていることだろう。