映画『テロルンとルンルン』が二冠達成!
広島県竹原市忠海を舞台に制作された映画『テロルンとルンルン』が、アメリカ・カリフォルニア州で開催されたポピージャスパー国際映画祭において、最優秀長編映画とディレクターズサークル賞の二冠を獲得しました。この栄誉は、映画の質の高さを証明するものとして、多くの観客の期待を集めています。
映画の背景とあらすじ
映画『テロルンとルンルン』は、社会との接触を持たず、家のガレージに引きこもっている青年・類が主人公です。ある日、聴覚障害を持つ高校生・瑠海と彼のガレージ越しに交流を始め、二人は静かな時間を共有していきます。しかし、彼らが抱える様々な孤独や社会からの隔絶が、その穏やかな時間を次第に乱していくという心に響く物語です。
スタッフとキャストの魅力
主演の岡山天音は、過去に『ポエトリーエンジェル』で最優秀新人男優賞を受賞した若手俳優であり、彼の存在感と演技力は多くの視聴者を魅了しています。また、小野莉奈の繊細な感情演技も注目されており、彼女の演技は言葉がなくとも強い印象を与えます。
さらに、母親役として川上麻衣子や西尾まりが出演し、中川晴樹と元Rev.fromDVLの橘紗希など、実力派の俳優たちが集結することで、物語に深みを与えています。映画の主題歌には、日食なつこの「vapor」が起用されており、彼女の独自の歌詞と声が作品の雰囲気をさらに引き立てています。
監督と美術
本作を手掛けた監督の宮川博至は、短編映画を高く評価されている新鋭であり、これが彼の二作目となります。美術監督には、日本アカデミー賞を二度受賞した実力者、部谷京子が起用されています。彼女の細部にわたる美術センスが、映画の世界観を綺麗に形作っているのです。
映画祭と今後の上映予定
『テロルンとルンルン』は広島国際映画祭での上映を皮切りに、今後も国内外の映画祭での上映が予定されています。特に、中之島映画祭が2019年5月3日から5日まで、大阪市の中之島中央公会堂で開催されることが決まっており、多くの映画ファンからの注目が集まることでしょう。
詳細は映画の公式サイトをチェックして、続報を楽しみにしていてください。公式HPは
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