渋谷のスタートアップ支援拠点が新たに開業
2025年8月22日、東京都渋谷区の二葉ビルにスタートアップを支援するためのコミュニティスペース「GUILD VALLEY」がグランドオープンしました。運営を担うのは、東急不動産が出資する株式会社ヒトカラメディアです。この施設は、広域渋谷圏のスタートアップ同士の交流とコラボレーションを促進するために設計されており、財務・法務・人事などの共通課題を解決するための場ともなります。
GUILD VALLEYの特徴
「GUILD VALLEY」は、スタートアップが抱える悩み事を共有するための環境を提供し、各種支援を行う「GUILDサポーター」とも連携します。これにより、大手企業やベンチャーキャピタルによる事業拡大のための助言やイベントが実施され、スタートアップ同士が互いに協力しながら成長できる場を目指します。
広域渋谷圏は、日本でも屈指のビジネスとカルチャーの集積地です。この地域において、スタートアップ企業はより迅速に成長し、国内外での事業拡大を目指せる環境が整っています。過去には「GUILD VALLEY」のプレオープン中、プラントベース食品を展開する「UMAMI UNITED JAPAN株式会社」が主催するイベントも行われ、海外のビジネスリーダーとの交流の場が設けられました。
スタートアップにとっての意義
「GUILD VALLEY」を利用するにあたるスタートアップは、会員としてのネットワーク構築や自身のビジネスに対する新たな洞察を得ることが可能です。特にCEOの山﨑寛斗氏は、この場所での連携が海外市場への接続を強化する重要なポイントであると語っています。また、HRPRマネージャーの安藤由佳氏も、スタートアップにとっての新たなつながりが得られる魅力を強調しており、「困ったときに相談できる伴走者が存在することが、成功への大きな資産になる」と述べています。
GUILDサポーターの役割
「GUILD VALLEY」の開業に伴い、新たに「GUILDサポーター」の募集も始まりました。財務や法務、人事に関する相談を受け付け、スタートアップの成長を手助けする多面的なサポートを行います。これにより、スタートアップはさらに深い理解と支援を得られることになります。特に15社以上のVCや事業会社がすでに参画しており、事業連携や資金調達の機会が活発に展開されています。
東急不動産のスタートアップ支援について
東急不動産はスタートアップの成長段階に合わせて多様な支援を行っていることが特徴です。事業の拡大だけでなく、エリア全体の価値向上とも連動した施策を計画しており、自社が進める「LIFE LAND SHIBUYA」の一環として、まちづくりにも注力しています。渋谷駅を中心としたエリアで新たなビジネスが生まれる交差点ともなる事を目指して、さまざまなプレイヤーとの連携を進めています。
まとめ
スタートアップを取り巻く環境は常に変化していますが、「GUILD VALLEY」はその中において重要な役割を果たすでしょう。都心の利便性と新たなビジネス機会の創出が期待されるこのコミュニティスペースは、スタートアップに新たな翼を与える場所となることでしょう。渋谷の地で、次世代の起業家がどのように成長していくのか、その行く先に注目です。