食の未来を見据えた新たな挑戦
食を取り巻く課題が増え続ける中、パナソニック株式会社コールドチェーンソリューションズ社(以下、パナソニックCCS社)は、一般社団法人うめきた未来イノベーション機構(U-FINO)および大阪府漁業協同組合連合会(大阪漁連)と連携し、「食のこれから」をテーマにしたプロジェクトを立ち上げました。これは水産資源の活用促進と関連する課題解決を目指した活動です。
プロジェクトの背景と目的
この新たな取り組みは、特に関西圏における食産業の活性化を図ることを目的としています。具体的には、大阪で漁獲される水産資源の実態を把握し、それらをいかに食のバリューチェーンに組み込むかを探求しています。従来のビジネスモデルを超えたコラボレーションを通じて、食に係る広範な知識を蓄積し、今後の事業展開に活かしていく考えです。
コラボレーションと商品開発
パナソニックCCS社は2023年から社内プロジェクトを開始し、異業種企業との連携を強化する方針を掲げています。その一環として、大阪漁連との連携により、実際の水産物を用いた商品開発が進められています。関与する各団体は、役割分担を明確にし、協力し合うことでより効果的な結果を目指しています。
例えば、大阪漁連は食材の手配や商品の製造販売を担当し、パナソニックCCS社はレシピやその商品ストーリーの制作を行います。さらに、U-FINOは企業間マッチングを通じて全体的な実行スキームを構築しています。
新商品の試作
今回試作された商品の一例として、大阪湾で水揚げされた天然真鯛を使用した「鯛めしの素」があります。この製品は流通が難しい規格外の小型の真鯛を用い、その魅力を最大限に引き出したものです。この商品は2025年8月20日から22日まで東京ビッグサイトで開催される「第27回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」において、大阪漁連のブースで参考出品される予定です。
食の未来に向けた継続的な取り組み
パナソニックCCS社は今後も、冷熱技術を活かした地域資源の活用を進めながら、社会の課題に対して誠実に向き合う活動を続けていきます。新たな価値を創出するための試みは、地域社会への貢献そして食産業の未来を見据えたものとして、期待されています。
お問い合わせ先
- パナソニック株式会社 コールドチェーンソリューションズ社 経営企画室 広報担当
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