出世したくない58.5%
2025-12-22 10:32:41

出世の意欲が58.5%!現代ビジネスパーソンのキャリア観とは

出世の意欲が58.5%!現代ビジネスパーソンのキャリア観とは



パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、20~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に出世に関する意識調査を行いました。今回の調査では、なんと58.5%の人が出世したくないと答えたことが分かりました。この結果は、職場における出世の価値観が変化していることを示しているようです。

調査結果の概要


特に興味深いのは、出世に対する意欲が年代によってどのように変わるかという点です。20代の若手社員は出世意欲が高く、出世したいと答えた人は46.3%に対し、 出世したくないと答えた人は47.9%とほぼ同数。このように20代では意欲が拮抗しています。しかし、年齢が上がるにつれて出世したくないという声が増えており、50代では67.5%に達しています。

出世をしたくない理由


調査の中で、「出世したくない」と回答した理由で最も多かったのが「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」に関するもので、35.3%に達しました。年代別に見ると、20代では「上司としての責任を負いたくないから」が最も多く42.9%、30代では同じくリーダーシップやマネジメントへの不安が高い結果になっています。出世をしないことの不安としては「収入面の待遇向上が見込めない」が37.8%で最多でした。

出世による変化


一方、出世の経験がある役職者に聞いた結果、出世によってもっとも変わったことは「仕事に対する責任」が49.1%と最も多くの人が回答しました。また、役職に就いてよかった点は「給与や報酬が増えた」との回答が43.3%で、この点に関しては強いマイナスの変化がないことがうかがえます。このように、出世がもたらす良い面と悪い面の両方が明らかになりました。

多様化するキャリア観


今回の調査結果から、多様な選択肢が存在する現代において、出世や昇進を必ずしも目指さないビジネスパーソンが増加していることが分かりました。特に最近では、多くの企業が専門職といった選択肢を新しく用意し、出世以外の方法でもスキルを高められる環境が整っています。これにより、従来のキャリアデザインが崩れつつあると考えられます。

結局何が大切か


はたらき方や価値観が多様化する中で、キャリアの中で本当に取り組みたいことは何か、また自分が価値を置くべきは何かを見極めることが重要です。出世を目指すか否かを選択する際に、自分自身の価値観やライフスタイルに応じたキャリアオーナーシップが求められているのです。したがって、出世に対する意識調査は、ビジネスパーソンが職業生活の中で何を重視するのかを映し出す鏡と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
パーソルキャリア株式会社
住所
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階
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