ケミテラス株式会社の画期的な発明
ケミテラス株式会社が、自社にて開発したミトコンドリアを活性化させる化合物の特許を取得しました。この画期的な技術は、細胞内でのエネルギー生産において重要な役割を果たすミトコンドリアを対象としており、健康や疾病に対する期待が高まっています。
ミトコンドリアの重要性
ミトコンドリアは細胞のエネルギーを生み出す「生体のエネルギー通貨」であるアデノシン三リン酸(ATP)の生成に欠かせない存在です。また、細胞の死に関与するアポトーシスにも注目されています。加齢とともに機能が低下するミトコンドリアを活性化することができれば、さまざまな疾患の治療に寄与する可能性があります。
この特許は、2020年7月8日に発行された特許第6717989号で、具体的には「細胞内でのATP産生を賦活するための補酵素因子の使用」とされています。つまり、ケミテラス社の技術は、健康を維持するために不可欠なエネルギー生産を効率的に行うための新しいアプローチを提供しています。
研究の進展
ケミテラスは、スウェーデンのカロリンスカ研究所から理事を顧問として迎えるなど、研究開発の体制を強化しています。現在は、主に認知症に関する研究を行い、国内での治験開始を年内に予定しています。さらに、希少疾病に関連するミトコンドリア病への適用も視野に入れた研究が進んでおり、医療の現場にこれまでにない解決策をもたらす可能性があります。
企業ビジョンと社会貢献
ケミテラス株式会社は、「難病治療」だけでなく、その先にある「未病」の概念も重視しています。自社開発による治療薬や化合物半導体製造装置の技術に加え、知的財産(IP)の管理や活用にも力を入れています。このアプローチは、SDGsプロジェクトとして評価され、2020年11月のG20レポートにも掲載されました。
UNIPLATプラットフォーム
ケミテラスが提唱する「UNIPLAT」は、国内外の研究者や研究内容を結びつけるプラットフォームです。このプラットフォームにより、様々な研究が促進され、人々の健康に寄与する新たな発見が期待されています。
UNIPLATについての詳細は、
こちらからご覧いただけます。
会社概要
ケミテラス株式会社は、神奈川県横浜市に本社を持ち、2017年に設立されました。代表取締役は寺田常徳氏で、主要事業として自社開発薬の研究、製品の販売、健康食品の企画・製造・販売を行っています。今後も、難病治療から未病の課題に挑む企業として多くの人々に寄与し続けることでしょう。
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