Jリーグ試合会場でのマイナンバーカード活用実験 - デジタル庁が実証実験を視察
デジタル庁は、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを一気呵成に作り上げることを目指しています。
その一環として、マイナンバーカードの利用シーン拡大に向け、日本プロサッカーリーグ(以下、「Jリーグ」)の試合会場2か所で、マイナンバーカードを活用した実証実験を実施しました。
今回の実証実験は、2024年11月1日に川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦、11月9日に湘南ベルマーレ対北海道コンサドーレ札幌戦で行われました。
実験では、マイナンバーカードを用いた本人確認による不正防止効果、サポーター向けコミュニケーションへの活用可能性、ホームタウン活動での情報活用可能性を検証しました。
具体的な検証内容としては、マイナンバーカード情報の利活用において、来場者の住所情報等の基本4情報の確認を行い、クラブとのコミュニケーションや施策への活用可能性を探りました。
また、不正防止効果に関しては、特別体験や景品贈呈時にマイナンバーカードによる本人確認を実施することで、なりすましや転売防止の効果を検証しました。
さらに、ホームタウン活動での情報活用では、これまで把握が難しかった来場者の住所情報などを取得することで、域外・域内の周遊動態に応じたホームタウン活動への活用可能性を探りました。
今回の実証実験は、Jリーグと連携して、スポーツ分野におけるマイナンバーカード活用の可能性を探るものです。今後、他のスポーツやエンタメ領域にも拡大していく可能性があり、デジタル庁の取り組みは注目されています。