株式会社西日本新聞が社名変更
2025年10月1日、株式会社西日本新聞は社名を「株式会社西日本新聞ロジメディア」に変更することを発表しました。この変更は、同社が地域に密着した物流事業を展開する新たな戦略の一環とされています。創立以来、福岡を拠点にしてきた同社は、新聞折込広告やポスティングサービスを通じて九州各地に情報を届けてきましたが、近年はその業務を一般物流事業にまで拡大しています。
社名変更の背景と目的
社名変更には、同社の成長戦略が深く関わっています。2011年に設立されて以来、九州の新聞折込広告業を牽引してきた同社は、地域での情報発信において積極的な役割を果たしてきました。新聞折込だけでなく、ポスティングを通じて、広告主のニーズに応えるためのサービスを提供してきました。
しかし、近年、単なる広告事業を越えた物流需要が高まっており、同社はそのオペレーション力を活かした一般物流事業にも乗り出しました。特に、「香椎浜ふ頭」という福岡の重要な物流拠点に位置する同社は、その地の利を最大限に活かしていく方針です。
現在の社名は、新聞に特化した印象を与えがちですが、今後は新しい社名を通じて物流業務を強化し、さらにブランディングを進める狙いがあります。新社名「ロジメディア」が示す通り、ロジスティクスとメディアの融合を図り、新たな価値を提供していくことが目標です。
福岡の重要な物流拠点
同社は、福岡市東区香椎浜ふ頭に位置し、税関や物流センターが集まるエリアの一角に存在しています。この立地は、短納期の対応や大量ロット処理に優れた環境を提供し、地域密着型のサービスを行うには最適です。物流計画においても柔軟な対応ができるため、今後の成長が期待されます。
また、福岡ロジセンターと箱崎ロジセンターという2つの営業倉庫を保有し、多様なサービスを展開しています。福岡ロジセンターでは、広大な作業場面積のもと、効率的な物流業務が可能です。
所在地:福岡市東区香椎浜ふ頭2-3-8
敷地面積:16,535㎡(約5,000坪)
作業場面積:7,060㎡(約2,135坪)
天井高(最高):11.150m
所在地:福岡市東区箱崎ふ頭3-5-20
敷地面積:3028㎡(約915坪)
作業場面積:1,998㎡(約600坪)
天井高(最高):9.083m
ロジメディアとしての未来
社名変更を機に、株式会社西日本新聞ロジメディアは地域貢献をさらに強化し、顧客のニーズに応えつつ、多様な物流サービスの提供を進めていく計画です。これまでの新聞折込事業に則りつつ、一般物流事業にも注力し、一層地域に密着したきめ細やかなサービスを展開。今後の展望に期待が高まります。
顧客との信頼関係を築きつつ、新しい物流の形を模索し、成長を続ける姿勢を崩さない西日本新聞ロジメディア。これからも、その動向から目が離せません。