東急コミュニティーと東急リゾーツ、植樹で環境保全へ
2025年4月12日、株式会社東急コミュニティー(東京都世田谷区)と東急リゾーツ&ステイ株式会社(東京都渋谷区)が協力し、環境保全を目的とした植樹活動を実施しました。この取り組みは、東急コミュニティーが管理するマンション管理組合の理事長を対象に行われたアンケートの結果を受けて行われたもので、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩とされています。
植樹活動の背景
今回の植樹は、東急リゾートタウン蓼科の「みずなら台地区」で行われ、2023年10月から2025年2月にかけて回収したアンケートのデータを元に行われました。紙の消費を抑えるため、従来の紙ベースからWEBアンケートに切り替えたことで、年間約470kgの紙削減が実現できたとのこと。
さらに、アンケート回答者に商品券や植樹活動への寄付を選択できるようにすることで、参加者の関心を高め、今回の植樹につなげることができたのです。カエデとサクラの30本が植樹され、地域の生物多様性の保全を図ることが目指されています。
環境意識を高める取り組み
この植樹活動は「もりぐらし」と呼ばれる森林保全活動を支援しており、地域の生物多様性を守るための重要な一環です。社員やその家族も参加し、皆で協力して植樹の作業を行いました。「からまつ池」周辺での植樹は、景観や日当たりの良さなどを考慮した上で選ばれ、将来的には美しい春と紅葉が楽しめるエリアになることが期待されています。
「東急リゾートタウン蓼科」の魅力
長野県の中央部に位置する東急リゾートタウン蓼科は、約50年の間に森林面積を増加させ、美しい自然環境を維持しています。タウン内には日本固有のカラマツが多く植生され、森林保全活動が計画的に行われています。この場所は、遊び、泊まり、食事を楽しむことができるトータルリゾートライフを提供しており、地域住民や従業員とも協力した自然保護活動が行われています。
長期ビジョン「GROUP VISION 2030」
東急不動産ホールディングスグループは、生物多様性を重要な課題として位置付け、長期ビジョン「GROUP VISION 2030」を発表しています。このビジョンは「WE ARE GREEN」というスローガンの下、環境経営やデジタルトランスフォーメーションを全社的に進めることを目指しています。
グループの中心である東急不動産は、脱炭素社会や循環型社会そして生物多様性に注目し、持続可能な社会に向けた様々な取り組みを続けてきました。地域特性を踏まえて、都市部では緑化やネットワークの構築、地方では生態系との共存を重視した開発を進めています。
まとめ
東急コミュニティーと東急リゾーツ&ステイの共同による植樹活動は、地域の環境保全に寄与し、持続可能な未来を目指す重要な一歩となっています。今後も両社はこの方向性を維持しながら、新たな取り組みを推進していくことを誓っています。地域の生物多様性を守りながら、共により良い社会を築いていくことが求められています。