UCDAの新サービス「DIMS」
2011-05-24 08:59:55
新発表!生活者の心理を探るUCDAの新サービス「DIMS」とは
UCDAが新サービス「DIMS」を発表
一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会(UCDA)は、生活者心理分析を支援する新たなサービス「ディープ・インサイト・マイニング・システム(DIMS)」を開始しました。このサービスは、生活者が自ら制作した物語を通じて、潜在的な心理や願望を探るものです。
DIMSの背景と目的
最近、生活者の行動や感情を観察し、分析する手法として注目されているのがエスノグラフィですが、調査員が同行すると、生活者の自然な行動が妨げられることがあります。このような制約を克服し、より効果的に生活者の心理を理解するために、UCDAは新しいアプローチを導入しました。
「DIMS」は、生活者が調査員を意識せずに自らの物語を創作することで、その背後にある深層心理が鮮明に表れる仕組みです。これによって、調査の際に生じる不自然な行動を減少させ、より正確な心理分析が可能になります。
サービスの内容
このサービスの動画制作には、東北大学電気通信研究所の青木輝勝准教授のチームが開発したソフトウェアDMDが使用されます。DMDを活用すれば、誰でも手軽に動画を作成でき、出来上がった物語はUCDAとクリエイティブリンク社が共同で分析を行います。
DIMSの主なメリットは以下の通りです。
1. 潜在的欲求の抽出: 商品やサービスに対する生活者の深層的な欲求を見つけ出すことができます。
2. バーチャルエスノグラフィ: 感性、行動、心理を短時間で同時に分析することが可能です。
3. 直感的な理解: 動画でアウトプットを得られるため、従来の文字報告書よりも視覚的に理解しやすいです。
結論
UCDAは「DIMS」を通じて、生活者の潜在的欲求に注目し、革新的な商品やサービスの開発を加速させるとともに、マーケティング領域でのコミュニケーション活動を支援することを目指しています。今後、DIMSがどのように企業や団体のコミュニケーションに貢献していくのか、その可能性に注目が集まります。
UCDAについて
一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会(UCDA)は、2007年に設立以来、人間中心設計に基づいて視覚情報伝達の分野で活動を行っています。特に「金融コミュニケーション」における研究・評価・改善に力を入れ、生活者と企業双方にとって役立つ情報伝達を目指しています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ユニバーサルコミュニケーションデザイン協会
- 住所
- 東京都中央区銀座1-16-1東貨ビル5F
- 電話番号
-
03-5524-0280