シルクロード展
2025-05-21 11:41:33

平山郁夫の壮大なシルクロード展が山梨で開催中

平山郁夫 シルクロード変幻展の魅力に迫る



山梨県北杜市にある平山郁夫シルクロード美術館では、特別企画展「平山郁夫 シルクロード変幻」が開催されています。この展覧会は2025年3月22日から9月8日までの期間、無休で実施され、平山郁夫が生涯をかけて描いたシルクロードの風景や遺跡の作品を中心に構成されています。

この展覧会の最大の見どころは、平山郁夫が亡くなる直前に手がけた未完のシルクロード絵画が一挙に公開されることです。彼の画室に残された作品には、ローマから奈良までの7つの町や、砂漠を旅する隊商の姿が描かれており、全てが平和を願う彼の思いを映し出しています。

出展内容



本展は以下の4つの章で構成されており、それぞれの章が異なるテーマを持っています。

第1章: 仏の道を求めて (展示室1・2A)


最初の章では、平山郁夫がシルクロードへの旅に出るきっかけとなった仏教に焦点を当てています。仏教伝来の道をテーマにした仏伝シリーズや、ガンダーラ仏をはじめとした優れた仏教彫刻が紹介され、平山が描いた仏たちが並ぶ充実した展示空間となっています。

第2章: シルクロード変幻 ―旅の軌跡 (展示室2B・3・4)


長年にわたるシルクロードの旅から生まれたスケッチや絵画が展示され、平山夫妻が収集した美術品とともに、多様な文化が交錯する幻想的な空間を提供しています。

第3章: シルクロード変幻 —見果てぬ夢 (展示室5)


没後に残された作品群を中心に、平山郁夫のシルクロードへの憧憬が垣間見えるコーナーです。彼が描いた街や人々の姿が、民族や文化を超えた平和への願いを伝えています。

第4章: シルクロードを行くキャラバン (2階展示室6)


最後の章では、平山郁夫の代表作《バルミラ遺跡を行く 夜と朝》を通じて、非常に貴重な大シルクロードシリーズの一部が展示されています。これらの作品は、平山が最晩年に創作したもので、精緻な色使いや形状から、彼の独特の美意識が感じられます。

アクセス


平山郁夫シルクロード美術館へのアクセスは非常に便利です。東京方面からは新宿駅よりJR中央本線特急を利用して約120分、名古屋方面からも特急で同じく120分。美術館最寄りの「甲斐小泉」駅からは徒歩1分でアクセス可能。

また、車での訪問もおすすめです。中央自動車道を利用すれば、東京方面から約80分で到着し、小淵沢ICからは車で約10分です。

夏の注目イベント


特別展に合わせて、夏には「化石発掘体験2025」も開催されます。9000万年前の白亜紀地層を掘り起こし、発見された貴重な化石は初回から650点以上に上ります。お子様から大人まで楽しめるこのイベントも見逃せません。

詳しい情報や最新の展示内容は、公式HPをご覧ください。

この特別展は、平山郁夫の作品世界に触れる絶好の機会です。興味のある方はぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
公益財団法人平山郁夫シルクロード美術館
住所
神奈川県鎌倉市二階堂120-15
電話番号

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