鈴与シンワートが新型アルコール検知器を「あさレポ」に追加！

鈴与シンワートの新アルコール検知器 "XENSE Pro 92BT"

鈴与シンワート株式会社は、運転前のアルコールチェックと検温が可能なクラウドサービス「あさレポ」に、最新の小型携帯用アルコール検知器「XENSE Pro 92BT」を追加することを発表しました。これにより、運転者はより手軽にアルコールの測定を行うことができ、企業の安全運転の推進に寄与することが期待されています。この新モデルは、2025年7月3日からあさレポに対応する予定です。

SEIKOISTの技術

「XENSE Pro 92BT」は、SEIKOIST株式会社が開発した製品で、アルコール検知器協議会（J-BAC）の認定を受けている高精度なデバイスです。この検知器は電気化学式のガスセンサーを搭載しており、その特長としては、非常に高い精度が求められる点や耐久性、外的要因の影響を受けにくい点が挙げられます。

さらに、不正吹きかけの防止機能も備えており、利用者の安全を第一に考えた設計が施されています。これは、息を検知しなければエラー表示が出るため、信頼性が一段と高まっています。

Bluetoothでの簡単データ転送

「XENSE Pro 92BT」では、測定データをBluetoothにより瞬時に転送できるため、スマートフォンやタブレットとの連携が容易です。また、マウスピース式を採用しているため、環境に左右されにくく、常に高い測定精度を保つことが可能です。

あさレポの魅力

運転前のアルコールチェックおよび検温を容易に管理する「あさレポ」は、専用のクラウドサーバーでデータを一元管理する便利なサービスです。このサービスは、アルコール検知器の使用を義務付ける道交法の改正や旅客自動車運送事業における新たな規制にも適応しています。特に、今後の法改正に伴うニーズにも対応できるよう、利便性の向上が図られています。

「あさレポ」の主な機能

- AI顔認証によるなりすまし防止機能
- Bluetooth接続可能なアルコール検知器との連携によるチェック機能
- 遠隔点呼に対応するビデオ点呼機能
- 月額基本料0円の従量課金プランも選択可能

このように、「あさレポ」は単なるアルコールチェックだけではなく、運転者の健康管理をも視野に入れた多機能なサービスです。

運転日報オプション

さらに「運転日報オプション」も用意されており、アルコールチェックや検温の結果を管理するだけでなく、走行データの記録が可能です。これによりドライバーの日常の運転をサポートし、先進のテレマティクスサービスとの連携を実現しています。

SEIKOISTと鈴与シンワートの発展

SEIKOISTはAIとクラウドを基盤としたビジネスを展開する企業で、「XENSE」シリーズの開発や販売も手がけています。一方、鈴与シンワートは、情報システムの開発からクラウドサービス、業務ソリューションの提供までを行い、今後のデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

このように、両社の提携によって生まれる新たなサービスは、ドライバーの安全な運転を支援し、交通社会の健全性を高める大きな一歩となるでしょう。今後の展開にも期待が寄せられます。