八海山がフランスで注目の大吟醸酒賞を受賞
新潟県南魚沼市に本社を構える八海醸造株式会社の「大吟醸 八海山 浩和蔵仕込」が、フランス・パリで開催された「Kura Master 2025」の大吟醸酒部門でプラチナ賞を獲得しました。この受賞は、日本酒の国際的な評価を高める大きな一歩となります。
「Kura Master」は、2017年から始まったフランス人による日本酒の品評会で、毎年多くの出品が寄せられています。今年は1,000を超える日本酒がエントリーし、審査員たちによって味や香り、食中酒としての相性などが総合的に評価されました。八海山の受賞は、その製品が国際的にも通用する品質を持っている証であり、特にフランス市場における日本酒の魅力を強調するものです。
八海醸造の杜氏、村山雅俊氏は受賞の喜びを語り、「この栄えある賞をいただけたことは、私たち蔵人にとって大きな励みです。この機会を通じて、より多くの海外のお客様に弊社の酒を知っていただけることを嬉しく思います」と述べています。彼は今後さらに高品質な酒造りを目指し、世界中の消費者に愛される製品作りに邁進すると話しています。
また、アメリカの酒蔵であるブルックリンクラも、このコンクールで栄誉を受けており、彼らの製品である「BYx Yamahai」がプラチナ賞と審査員賞、そして「CATSKILLS(キャッツキル)」が金賞を獲得しました。ブルックリンクラの杜氏であるブランドン・ドーン氏は感想を述べ、「賞を受賞できたことに驚きと感謝を感じております。この受賞は私たちの情熱と努力の証です」と語りました。
「Kura Master」の意義
「Kura Master」は、フランスにおける日本酒の信頼性と評価を高める場として重要な役割を担っています。審査員はフランスを中心に、欧州のアルコール飲料の専門家たちで構成されており、特にフランスの市場ニーズを考慮した評価基準が設けられています。
そのため、受賞した日本酒は、単に味わいの良さだけでなく、現地に住む人々の好みや文化に適合する製品であることが求められます。このような国際交流を通じて、日本酒の美味しさや魅力が広がることが期待されています。
八海醸造の挑戦
八海醸造は、自社の理念として「淡麗でバランスの取れた高品質な酒づくり」を掲げており、これをもとに日本国内外での販売に力を入れています。特に2021年からはアメリカの酒蔵ブルックリンクラとの業務資本提携を結び、現地の素材を活かした新たな日本酒の製造にも取り組んでいます。
これからも八海醸造は、「米と麹と発酵」をテーマに掲げて、発酵食品やクラフトビールなど多岐にわたる商品展開を行い、世界中の人々に愛される日本酒を作り続けることでしょう。
受賞酒の詳細
- 品目:清酒
- 原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
- 精米歩合:40%
- アルコール分:15.5度
- 内容量:720ml
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商品の詳細
- 品目:清酒
- 原材料名:米(米国産)、米こうじ(米国産米)
- 精米歩合:70%
- アルコール分:17.4度
- 内容量:750ml
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商品の詳細
- 品目:清酒
- 原材料名:米(米国産)、米こうじ(米国産米)
- 精米歩合:50%
- アルコール分:16 度
- 内容量:750ml
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商品の詳細
八海醸造のさらなる挑戦に期待が寄せられます。