大林財団2024年度研究助成の概要
公益財団法人大林財団(理事長:大林剛郎)は、2024年度の研究助成先を選定しました。都市に関する学術研究をサポートするこの助成金は、今後も引き続き多くの研究者たちの活動を支援することを目的としています。2024年度には合計で136件、総額1億7,676万円の助成が決定されました。
助成対象の選定過程
2024年の助成対象者を決定するため、2023年10月1日から31日までの間に大学及びその他の研究機関から提案を募りました。多くの応募の中から、東京大学名誉教授の大西隆委員長らによる選考委員会の厳正な審査を経て、110名の研究者、12件の国際交流、5件の国際会議、9件の展示会等が助成対象として選ばれました。
助成内容の詳細
助成内容を以下にまとめます。
1.
一般研究者への助成
申請数:149件
助成者数:86名
助成金総額:1億2,477万円
対象分野:都市計画、都市景観、都市環境工学、都市交通システム、エネルギー計画、建築技術、都市建築史や文化、都市政策や経済などに関する研究。
2.
奨励研究助成
申請数:34件(推薦付き)
助成者数:24名
助成金総額:1,905万円
対象:大学院・博士課程に在籍する若手研究者の都市に関するテーマ。
3.
国際交流に関する助成
申請数:16件
助成件数:12件
助成金総額:974万円
内容:都市に関する国際会議や共同研究のため、外国からの研究者を招致したり、日本から研究者を派遣するための助成。
4.
国際会議に対する助成
申請数:7件
助成件数:5件
助成金総額:720万円
内容:日本で開催される国際会議への助成。
5.
展示会・展覧会等への助成
申請数:9件
助成件数:9件
助成金総額:1,600万円
内容:関連の展示会等に対する助成。
今後の展望
大林財団は引き続き、2025年度へ向けた助成事業の募集を行います。応募期間は2024年10月1日から31日まで設けられており、詳細は公式ウェブサイトにて発表されます。
公式ウェブサイトには、助成対象者の氏名や所属、研究課題のリストが掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
大林財団研究助成事業についてはこちら
まとめ
大林財団による助成金は、都市に関する多様な研究活動を激励し、未来の研究者たちの成長を後押しするために重要な役割を果たしています。今回の助成が、より多くの優れた研究を生む一助となることを期待しています。