特別展「上杉謙信の祈りと信仰」
2025年9月13日から11月16日まで、山形県米沢市の上杉博物館で特別展「上杉謙信の祈りと信仰」が開催される。この展覧会は、戦国時代の名将、上杉謙信の信仰心に迫り、彼が大切にしていた宗教や文化の背景を探る重要な機会となる。
上杉謙信の信仰とその影響
上杉謙信は、戦国時代における数少ない宗教に対して深い理解を持った大名の一人であり、特に毘沙門天に対する信仰が広く知られている。彼はまた、真言宗に帰依し、公式に僧侶となったことでも注目されている。これにより、謙信の信仰はただ単に個人的な信念にとどまらず、後の上杉家にも大きな影響を与え続けている。展覧会では、上杉謙信の信仰が彼自身に及ぼした影響だけでなく、家族や後の世代にもどのように引き継がれていったのかを探求する。
特別展の概要
開催期間
- - 前期: 2025年9月13日(土)〜10月13日(月・祝)
- - 後期: 2025年10月18日(土)〜11月16日(日)
開館時間
- - 09:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料
- - 一般: 800円(団体640円)
- - 高校・大学生: 500円(団体400円)
- - 小・中学生: 300円(団体240円)
※常設展の観覧も含まれる。
主な展示内容
本展では、上杉謙信のゆかりの文化財が多数展示される。国宝「上杉本洛中洛外図屏風」や重要文化財の武具、刀剣などが訪れる人々を魅了し、謙信の信仰心と戦の神々への祈りを体感できる。また、前後期で展示資料が9割以上入れ替わるため、何度訪れても新たな発見がある。
- - 前期の注目展示: 国宝「上杉家文書」、重要文化財「太刀銘守次」など。
- - 後期の注目展示: 国宝「上杉謙信願文」、重要美術品「太刀銘国宗戒杖拵」など。
イベントも充実
期間中には、特別講演会やギャラリートークなども予定されている。
講演会
- - 日時: 10月25日(土)14:00〜
- - 講師: 黒田 智 氏(早稲田大学教授)
- - 参加料: 無料、申込みが必要。
ギャラリートーク
- - 9月13日、10月4日、10月18日、11月8日 各日14:00〜
- - 無料だが、要入場券。
アクセスと連絡先
米沢市上杉博物館へのアクセスは、JR山形新幹線「米沢」駅から車で約5分。公式サイト
こちら から詳細を確認できる。
まとめ
上杉謙信の信仰と文化の豊かさを体感できるこの特別展は、歴史や宗教に興味がある方はもちろん、家族連れにも楽しんでもらえる内容となっている。ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。