第13回イオン エコワングランプリ最終審査会・表彰式
2012年に始まった「イオン エコワングランプリ」は、高校生たちが日々の活動や学校での環境保全の取り組みを発表する場です。このイベントは、表現力や発信力を高めることを目的にしており、公益財団法人イオンワンパーセントクラブが主催しています。今年度の最終審査会と表彰式は、2024年12月14日、東京都内の有明セントラルタワーホール&カンファレンスにて行われました。
多くの取り組みが参加
今年は、111校から環境保全活動に関する提案が寄せられました。厳正な一次、二次審査を経て、最終的に11校が選ばれました。今回は、環境問題やサステナビリティの専門家を含む審査員4名を招待し、それぞれの学校が発表した後に質疑応答を行う形式で審査が実施されました。特に、「普及・啓発部門」と「研究・専門部門」の2つの部門で計6校が受賞しました。
表彰内容
表彰式では、各部門の受賞校に対する賞状と活動奨励金が授与されました。
- - 普及・啓発部門では、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、イオンワンパーセントクラブ賞が贈られました。
- - 研究・専門部門では、内閣総理大臣賞、環境大臣賞、審査員特別賞がありました。
受賞校は以下の通りです。
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内閣総理大臣賞: 岡山県立岡山南高等学校(商業クラブ)
「モリンガ環境プロジェクトを持続可能な取り組みに!」
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文部科学大臣賞: 大阪府立牧方高等学校(生物飼育部)
「飼育部ふぁーむ」が守る里山の未来
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イオンワンパーセントクラブ賞: 愛媛県立長浜高等学校(水族館部)
「長浜を海洋教育・環境教育の聖地に!」
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内閣総理大臣賞: 鹿児島県立曽於高等学校(科学部)
「焼酎粕と乳酸を原料とした新しい水溶性・生分解性プラスチックの開発」
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環境大臣賞: 広島県立西条農業高等学校(自然科学部)
「細菌の力で髪の毛を有機窒素肥料に!」
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審査員特別賞: 宮城県農業高等学校(作物部門)
「肥料3分の2削減プロジェクト」
継続的な支援
イオンワンパーセントクラブは、次世代を担う青少年の健全な育成を支援するため、今後も環境教育やさまざまな活動の機会を提供することを目指しています。グループの基本理念に基づき、地域社会や国際的貢献を実現するための取り組みを続けていきます。私たちの身近な環境を守るために、高校生たちがどのように力を注いでいるか、これからも注目していきたいところです。
最後に
このイベントは、ただのコンテストではなく、社会全体に環境問題への関心を高める重要な機会です。高校生たちが自らの努力で立ち上がり、環境保全に貢献する姿勢は、私たち大人にとっても多くのことを考えさせられるものでした。今後の活動にも期待です。