KibunLog for Sessionの新しい取り組み
最近、株式会社キママニがカウンセラー向けの新しいWebシステム「KibunLog for Session」のベータ版をリリースしました。このシステムは、カウンセリングの現場でのアプリ利用をよりスムーズにし、クライアントとカウンセラーが効果的にコミュニケーションできるよう支援することを目的としています。
KibunLogとは
「KibunLog」とは、気分を言語化し、本音を書き出すことを介して感情のコントロールを助けるiOSおよびAndroidアプリです。このアプリでは、ユーザーが日々の気持ちや出来事を記録することで、自分の感情と向き合いながらその変化をグラフで確認することができます。これは、医学的エビデンスにも基づいた「Expressive Writing」と呼ばれる手法や認知行動療法の技術を利用したものです。多くのユーザーから「職場のストレスが減った」「自分を客観的に見つめ直せた」といったポジティブなフィードバックが寄せられています。
KibunLog for Sessionの開発背景
KibunLogは高い継続率を誇り、カウンセリングにおいても利用が進んでいます。しかし、小さな画面での操作はカウンセラーにとって負担が大きく、クライアントとの話の流れを妨げることがあります。そこで、KibunLogに記録された情報をカウンセラー側が簡単にチェックできる「KibunLog for Session」が開発されました。この新システムによって、カウンセラーの負担軽減が期待され、セッション前のユーザーの準備作業も簡略化されます。
実際のセッションでの試み
KibunLog for Sessionは、実際に臨床心理士の初田美紀子先生と共同で運営した実験セッションでの成果が期待されています。クライアントは1週間の間にKibunLogアプリを通して日常の気持ちや考えを書き出し、セッション中に初田先生がその内容に基づいてフィードバックを提供しました。この取り組みにより、宿題の実施率やセッションのリピート率が向上したことが明らかになりました。詳情報は初田美紀子先生のレポートで確認可能です。
キママニが描く未来
キママニは、心のケアに関わる専門家とデジタル技術を融合させることで、心のケアにおける新たなスタイルを提案しています。この技術革新によって、現場での負担を軽減し、相談を持つ人々の幸せを実現することを目指しています。
今後の展開
「KibunLog for Session」を通じて、カウンセリングに関わる各機関との連携を強化し、さらなるサービスの拡充を図っていく予定です。この新しいシステムが、メンタルヘルスの領域でどのようなインパクトを生むのか期待が高まります。
この取り組みに興味のある方は、ぜひ以下のリンクからKibunLogのベータ版や他の情報をチェックしてみてください。