近年、環境問題が多くの人々の関心を集めている中、企業もその対応を進めています。そんな中、株式会社日比谷花壇が新たに提案するのは、環境に優しい葬儀スタイルです。7月7日から始まる『日比谷花壇のお葬式サステナブルコレクション』は、故人を大切に思う気持ちはそのままに、地球への配慮も行った花祭壇を提供します。
このサステナブルコレクションの第一弾として、家族葬向けにデザインされた『サステナブル花祭壇』が登場。特徴的なのは、従来の葬儀で一般的に使用されていたフローラルフォームを極力減らしたこと。フローラルフォームは石油由来の素材であるため、製造過程や廃棄時に二酸化炭素を多く排出してしまいます。日比谷花壇はその使用量を削減することで、環境への影響を最小限に抑えることを目指しています。
新商品のうちの一つ、サステナブル花祭壇『Green Earth』は、ホワイトとグリーンを基調とし、美しい地球をイメージしたデザインが特長です。さらに、サステナブル花祭壇『Heart Blossom』は、緑豊かな丘に咲く花々の姿を表現しており、いずれもフローラルフォームを使用せず、アーティフィシャルフラワーを取り入れることで廃棄物を削減しています。
日比谷花壇の代表取締役社長、宮島浩彰氏は、「挨拶を交わすだけではなく、心の中で故人を思い出す葬儀のスタイルを支持してほしい」と語ります。葬儀の場が故人の記憶を大切にするだけでなく、未来の地球を守る選択をできる場所になることを願っているのです。
この新たな動きは、葬儀業界全体にも変革を促すきっかけになるかもしれません。地球や環境への影響を考慮し、持続可能な選択をすることが求められる時代において、日比谷花壇が示す新しいお葬式の形は、これまでの常識を覆す可能性を秘めています。
また、同社は今後もサービスの拡充を目指していくとのことで、たくさんの人々が大切に思う故人との別れを通じて、環境保護意識を高めていくことを期待しています。葬儀は、故人を悼むだけの場ではなく、家族や友人が集い、故人の思い出を語る大切な時間でもあることをしっかりと認識しながら、暖かいお別れの場を提供していく所存であると述べています。
さらに、サービス提供エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府・兵庫県(部分)、奈良県(部分)と広がり、より多くのお客様にこの新しい葬儀のスタイルを届けることができるでしょう。人々が集い、故人を偲ぶ心温まる場を作ることが、この新たな葬儀サービスに期待される役割です。これからも日比谷花壇の動きから目が離せません。