Inter BEE 2025で初披露されるOptiTrackの最先端カメラトラッキング技術

最新のカメラトラッキング技術「Wired CinePuck」を紹介

2025年11月19日から21日まで、幕張メッセにて開催されるInter BEE 2025では、株式会社スパイスが最新のバーチャルプロダクション向けカメラトラッキングシステム「Wired CinePuck」を初めて披露します。本製品は、モーションキャプチャー技術の進化を体感できるチャンスです。

OptiTrackとは？

OptiTrack®は、撮影エリアの周囲に配置した赤外線カメラを使用し、撮影中のカメラに取り付けられた剛体マーカー「Wired CinePuck」をトラッキングする、革新的なアウトサイドイン方式のカメラトラッキングシステムです。このシステムを使うことで、最大20m四方のトラッキングエリアをカバーすることができ、1mm以下の高精度にてトラッキングを行うことが可能です。

Wired CinePuckの特長

「Wired CinePuck」は、11個の自発光マーカーを用いて剛体の位置データを取得し、内部のIMUセンサーによる回転データを組み合わせてトラッキングを行います。イーサネット接続を介してPoE給電及びデータ通信を行い、高精度IMUセンサーによって光学式システムで発生するジッターを排除し、スムーズなトラッキング動作を実現しています。

コストパフォーマンスに優れた選択肢

OptiTrackの最大の魅力はそのコストパフォーマンスです。赤外線カメラで構築されたトラッキングエリア内では複数のWired CinePuckを使用したマルチカメラ撮影が可能で、必要な追加機材が少なく済みます。これにより、大規模なシステムを構築する際でも、他社のカメラトラッキングシステムに比べて圧倒的に経済的です。

柔軟な設置環境と利便性

さらに、「Wired CinePuck」では天井や床に反射マーカーを貼り付ける必要がなく、これまで課題だった放送スタジオやLEDを自由に配置したインカメラVFXスタジオに最適なソリューションを提供します。また、ヒトやモノに反射マーカーを貼ることで、カメラトラッキングと同時にタレントやオブジェクトのトラッキングも実現できます。