特別な写真集
2020-12-26 21:27:59

外国につながる子どもたちが贈る特別な写真集の刊行プロジェクト

横浜の子どもたちによる写真集出版プロジェクト



神奈川県横浜市のボランティア団体「Picture This Japan」は、外国にルーツがある子どもたちが参加する写真ワークショップ「横浜インターナショナル・ユース・フォト・プロジェクト」を2016年から運営しています。このプロジェクトは、子どもたちが自分の視点で横浜を撮影し、多文化共生社会を映し出しています。

2021年4月には、この5年間の活動成果を集めた写真集『横浜 (koko) — the views』を発行予定です。この写真集の制作には、多くの費用が必要です。そこで、団体は事前購入による資金支援の呼びかけを行っています。

プロジェクトの背景



このグループが立ち上げられたきっかけは、2015年に発生した川崎の事件でした。この事件を通して、多様性に対する理解が重要であることを実感した代表の大藪順子は、横浜の写真家と共に子どもたちが何らかの形で自己表現できる場を提供しようと決意しました。

写真集の構成



写真集は、A4変形版、156ページにわたり、124点の作品を掲載予定です。掲載言語は日本語、英語、繁体中国語の三カ国語となっており、様々な文化背景を持つ子どもたちの視点を、より多くの人々に紹介することが目指されています。

事前購入による支援



このプロジェクトの成功には、特に事前購入による支援が欠かせません。1月末までに必要な印刷資金が集まらない場合、印刷方法がオフセット印刷から品質が劣るオンデマンド印刷に変更される可能性があります。これは、綺麗な冊子を届けたいという団体の願いを損なうものです。

事前購入を通じて、400部の出版が見込まれていますが、その数を超える支援が集まることが望まれています。また、1月末までの購入で、一般販売に先駆け特別に先行して作品を手にできるチャンスです。

編集委員会の活動



高等教育を受けた若者たちもこのプロジェクトに参加し、編集委員会を作成しました。彼らは、自分たちが伝えたいメッセージを盛り込み、書名や冊子の構成を考えています。彼らは、自分たちの体験や思いをこの写真集に込めるため、積極的に取り組んでいます。

編集委員会のメンバーの一人は、「自分が小学校の頃、外国の子たちがどれだけ多様であるかということをもっと知っていたら良かった」と語ります。また、彼はこの本が他の外国ルーツを持つ子どもたちの励みになればと願っています。

SHELLYさんの推薦



小学校時代に外国にルーツを持つ家庭で育ったモデルでタレントのSHELLYさんも、この写真集を推薦しています。彼女は、10代の子どもたちが写真で表現する純粋な視点に感動し、彼らの思いを汲み取るメッセージを発信しています。

今後の展望



「Picture This Japan」は、今後もこの活動を続けながら、日本の社会における外国ルーツを持つ若者たちの声を代弁していきます。この写真集の制作は、彼らの存在を広く知ってもらうための第一歩になると確信しています。

私たちの活動を支援し、大切なメッセージを一緒に広めていくために、是非事前購入への参加をご検討ください!

会社情報

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Picture This Japan
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