2026年の「TOKYO PACK」でのフィードバック
日本製紙株式会社が、2026年10月14日から16日まで東京ビッグサイトで開催された展示会「TOKYO PACK 2026」において、パッケージの紙化についてのアンケートを行いました。この調査は来場者を対象にしたシール投票方式で実施され、さまざまな意見が寄せられました。
環境への配慮が支持される
アンケートでは、パッケージの紙化に対し最も期待されるメリットとして「プラスチック使用量を削減できること」が348票(38.8%)で支持されました。また、「消費者に環境配慮が伝わりやすいこと」が241票(26.9%)で続き、この2つの選択肢で全体の65.7%を占める結果となりました。これにより、来場者の多くが環境面での意義を重く見ていることが明らかになりました。
実際、紙パッケージに期待される理由は、環境面のほかにも「紙ならではのやさしさや美しい質感が生かせること」といった、素材の魅力にも一因があるようです。178票(19.9%)を集め、この側面も無視できない要素であることを示しています。
紙の風合いの重要性
さらに「紙パッケージの原紙・風合いとして、最も魅力を感じるもの」に関する質問では、「クラフト調の未晒紙」が315票(43%)を獲得し、最も選ばれました。次いで「自然な風合いの白色上質紙」が243票(33.1%)となり、これらの選択肢で76.1%を占め、来場者が紙の質感に強く魅力を感じていることが伺えます。かなりの多数が、これまでのような光沢感の強い印刷を重視する一方、紙らしい素朴さや自然な魅力を評価している結果と分析できます。
紙化の展望
こうしたニーズを受け、日本製紙では今後、パッケージ向けの素材開発や提案を進める方針です。プラスチック使用量削減の期待とともに、誌パッケージの質感や風合いを生かした商品についても重視していくようです。さらに、パッケージは商品保護や品質保持といった重要な機能も持ち合わせているため、これらの特性をどう生かすかが今後の課題となります。
アンケートの概要
このアンケートは、展示会中に多くの来場者から寄せられた意見をもとに行われました。実施場所は日本製紙のブース、投票総数はQ1で896票、Q2で733票という結果となりました。また、この施策は業界全体の動向を反映したものではなく、あくまでブース来場者の意見を基に作成された内容です。結果こそが未来のパッケージ文化を形作るきっかけとなるかもしれません。 さらに、無駄のないパッケージ製造が求められる中で、今後の展開が楽しみです。