兵庫県尼崎市とアイシティ、環境保護に向けた協定を締結
2025年1月28日、コンタクトレンズ専門店「アイシティ」を運営するHOYA株式会社 アイケアカンパニーと兵庫県尼崎市は、「使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定」を結ぶことを発表しました。この協定は、尼崎市が抱える課題であるごみの減量とリサイクルを推進し、持続可能な社会の実現を目指すもので、地元と企業が連携して取り組む新しいモデルケースとなります。
取り組みの背景
本プロジェクトは、さまざまなリサイクル活動を展開する「アイシティ ecoプロジェクト」の一環です。このプロジェクトでは、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収しリサイクルすることで、プラスチックごみの削減を図ります。これにより、環境保護の意識を高め、プラスチック資源の再利用を進めることが期待されています。
また、協定に基づく活動では、兵庫県尼崎市が市民に向けたプラスチックごみ削減の広報活動や回収ボックスの設置場所提供を行い、一方でHOYA株式会社はその回収資源の管理や回収ボックスの設置を担当します。これにより、地域と企業の相互作用によってより効果的なリサイクル推進が図られます。
協定の詳細
協定名は「使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定」で、回収拠点には尼崎市役所本庁舎や生涯学習プラザ、ひと咲きタワーなど全19カ所が指定されています。これにより、市民は身近な場所で簡単に参加することができ、地域全体での環境意識の向上が期待されます。
ムービング・トゥ・エコ
アイシティの「ecoプロジェクト」は、2010年から始まっており、これまでに13年間の活動を通じて多くの団体や市民からの支持を得てきました。先駆的な試みとして、全国各地のアイシティ店舗に回収専用ボックスを設置し、約7億個のコンタクトレンズケースをリサイクルしています。
これにより約1,990トンの二酸化炭素排出削減にも成功しており、社会への寄付金も15,315,655円に達しました。しかし、未だに洋服1億枚分に相当する約3,300トンのプラスチックごみが廃棄されている現状もあり、更なる協力を呼びかけています。
未来への展望
HOYA株式会社 アイケアカンパニーは、環境保護や社会貢献に向けての取り組みを続けており、今後も多くの団体と連携しながらこのプロジェクトを拡大させる方針です。市民一人ひとりが参加し、協力することで、さらに効果的な循環型社会の実現を目指します。共に手を取り合って、持続可能な未来を築いていくことが求められています。今後も「アイシティ ecoプロジェクト」の活躍に目が離せません。
詳しい情報は、アイシティの公式ウェブサイトや尼崎市の環境局で確認することができます。