DJI Mic 3の革新と性能
2025年8月28日、DJIが新たに発表した「DJI Mic 3」は、音声録音の新たなスタンダードを切り開く製品です。本製品は、従来のDJI Micシリーズを基にした最新技術を搭載し、音声収録の現場での使い勝手を大幅に向上させています。
多機能で高性能な設計
DJI Mic 3は、最大4つのトランスミッターと8つのレシーバーを接続可能で、あらゆる環境に対応できるよう設計されています。特に注目すべきは、アダプティブゲインコントロール機能の搭載です。これにより、音量のクリッピングを自動で防止し、音量バランスをリアルタイムで調整します。この機能は特に、音量変化が激しいスポーツイベントや、静かなスタジオ環境での録音に非常に役立ちます。
加えて、Mic 3は3種類の音声トーンプリセットを備え、様々な声の特性に応じた調整が可能です。さらに、2段階のノイズキャンセリング機能を利用することで、背景の雑音を効果的に抑え、クリアな録音が実現できるのです。
軽量かつ使いやすいデザイン
トランスミッターはわずか16グラムという軽量設計で、持ち運びも簡単。クリップ部分は取り外し可能で、取り付けの自由度が高く、それぞれのシチュエーションに応じた最適な位置での録音が可能です。また、5色展開のウィンドスクリーンは、装着する衣服や周環境に応じて選ぶことができ、見た目にもこだわりを持っています。
驚異の伝送範囲と安定性
DJI Mic 3は、400メートルの伝送範囲を持ち、2.4GHzと5GHzの帯域で自動周波数ホッピングを行います。この機能により、複雑な環境でも安定したオーディオ体験を提供します。複数人でのインタビューや、多台数カメラを用いた撮影にも最適です。
柔軟な編集機能
DJI Mic 3はデュアルファイルの32ビット・フロート録音が可能で、オリジナルトラックと強化されたオートメーション版が同時に保存されます。これにより、編集時により柔軟性が生まれ、ポストプロダクションでの作業がスムーズに行えます。また、タイムコード機能により、複数のカメラ間で正確な同期が可能に。これは映像制作の効率を飛躍的に向上させます。
日常使用をサポートするバッテリー性能
Mic 3は、フル充電でトランスミッターが最大8時間、レシーバーが最大10時間使用可能です。さらに、充電ケースを使用することで、トータルで最大28時間の使用が可能になり、長時間の撮影でも安心です。電力消費を抑えるための省電力機能も充実しており、自動スリープモードや電源オフ機能が自動で働きます。
簡単な接続と充実したアクセサリー
DJI OsmoAudio™エコシステムへ直接接続できるため、Mic 3はレシーバーなしでも高品質な録音を実現します。また、様々なデバイスへの接続には、ロック式3.5mm TRS出力やUSB-Cポート、Bluetooth接続が可能です。これにより、使いやすさが一層向上しています。
発売情報とデモ体験
DJI Mic 3は、2025年9月5日から9日までドイツで開催される国際コンシューマ・エレクトロニクス展IFAのDJIブースにて展示されます。日本国内では、早速オンラインストアや認定店舗で購入可能です。価格は、2トランスミッター、1レシーバー、充電ケースのセットで52,250円、その他の構成でも手に入れることができます。
総括
DJI Mic 3は、使いやすさと性能を兼ね備えたワイヤレスマイクです。新しい時代の音声録音を実現するための理想的な選択肢として、多くのクリエイターに支持されることでしょう。DJIが描く未来の映像制作に、ぜひ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。