井登友一氏が立命館大学経営学部教授に就任
株式会社インフォバーンの副社長である井登友一が、立命館大学経営学部の教授に就任したことが発表されました。この就任は、ビジネスをサービスの視点から再構築するという彼の専門知識を活かし、次世代の人材育成に貢献することを目指したものです。
井登氏はサービスデザインの専門家であり、このアプローチを用いて多様なステークホルダーとの共創を重視したビジネスモデルの再構築に取り組んできました。これは現在のビジネス界でも注目されている手法であり、さまざまな国の企業で実際に導入されています。彼は早い段階からこの考え方を採用し、インフォバーンの京都支社でサービスデザイン事業を牽引してきました。特にマーケティングの分野で企業が抱える課題の解決に貢献しており、その実績は評価されています。
さらに、2023年には京都大学経営管理大学院にて博士号を取得し、デザインと経営の融合についてもアカデミックな視点から支えてきました。彼の自著『サービスデザイン思考 ―「モノづくりから、コトづくりへ」をこえて』は、人々が持つサステイナブルな課題解決のためのアイディアを促進することを目的としており、この思いを教育現場でも展開していく意向を示しています。
井登氏は、立命館大学での教授職に就くことで、実務と理論を横断的に結ぶことを一つの目標として設定しています。「デザイン領域で実務と研究の双方を軽やかに横断し、実践と理論を融合することが長年の夢でしたので、今回の就任はまさにライフワークとして非常に意義深い」とコメントしています。
井登友一のプロフィール
井登友一氏は、デザインコンサルティング企業でUXデザインの専門事業を立ち上げた経験があり、2011年にインフォバーンに入社しました。彼は京都支社長をつとめ、デザインストラテジストとしての地位を確立しました。2016年にはUXデザインとサービスデザインに基づくイノベーションデザイン支援を専門とする事業部門IDLを創立しました。また、2023年からは「組織文化デザイン事業部」を立ち上げ、ゼネラルマネージャーとして貢献しています。彼の著書には、先述の『サービスデザイン思考』があり、実際のデザインプロセス参加の機会を増やすことを目指しています。
井登氏は、日本プロジェクトマネジメント協会から認定を受けたプロジェクトマネジメントスペシャリストでもあり、国際的な視野を持つ有能な講師としても活動しています。同志社女子大学では嘱託講師を務め、大学教育の現場にも広く関与しています。
インフォバーンについて
インフォバーンは、1998年に創業し、以来クリエイティビティを基盤に企業の社会的価値の向上を目指してきました。編集とデザインの力を活用して、企業の課題解決を支援し、オウンドメディアの制作やコミュニケーション支援に特化したサービスを提供しています。公式ホームページも公開されており、さらなる詳細についてはそちらをご覧ください。