日本版ドラッカー研究所スコア交流会の開催
2025年1月22日、
大和アセットマネジメント株式会社が主催する「日本版ドラッカー研究所スコア交流会」が行われました。このイベントは、企業の見えない価値、「ミエナイチカラ」を測定する意義を再認識し、それを通じて企業価値を高めるための情報を交流することを目的としていました。
ミエナイチカラとは?
「ミエナイチカラ」とは、企業の財務情報や非財務情報に関係なく、企業が持つ価値創造の源泉で腕関わるが、測定が難しいとされる無形資産のことを指します。具体的には、人的資本やブランド力が該当します。この重要な概念は、企業が持続的に競争力を保つ上で欠かせないものです。
開催概要
交流会は、15:30から17:00まで行われ、その後のネットワーキングを通じて参加者同士の交流が深められました。今回は多くの有識者や企業が参加し、講演や情報交換が行われました。特に、金沢工業大学大学院の
杉光一成教授、花王株式会社、オープンワーク株式会社、株式会社IP Bridge、そしてドラッカー研究所の
Kelly Tang氏など、名だたる専門家が登壇しました。データパートナーには、日経リサーチやムーディーズ、QUICK、ブルームバーグなども参加し、スコア生成に必要なデータの重要性について議論が交わされました。
参加者の声
参加者からは、「データがスコア生成においてどれほど重要な役割を果たすかを実感できた」との声が寄せられ、全体を通じて、様々な視点からの講演は参加者にとって貴重な機会だったようです。また、大和アセットマネジメントとドラッカー研究所が取り組んでいるこのスコア開発に対する熱い期待も感じられました。参加者たちは、「強みを価値に変換するために必要なことは何か」を改めて考えるきっかけになったと話します。
日本版ドラッカー研究所スコアとは
このスコアは、米国のドラッカー研究所の手法を基に、日本企業の特性に合わせたデータを用いて評価するものです。特に、日本が経済の中で無形資産が占める割合が今後ますます大きくなるとの予想がある中で、その可視化と測定が求められています。これにより、企業が競争力を高めるための基盤が構築されることが期待されています。
この交流会を通して、企業は「ミエナイチカラ」の重要性を強く認識することが求められます。大和アセットマネジメントは、2024年6月に日本版ドラッカー研究所スコアを基にしたファンドを設定し、投資家や日本企業の価値向上に貢献することで、持続的な成長の道を切り拓くことを目指しています。
まとめ
企業価値向上に向けた日本版ドラッカー研究所スコア交流会は、企業が直面する新たな挑戦を乗り越えるための重要なステップとなりました。それにより、日本の企業が持つ潜在的な力を引き出し、さらなる成長へと進んでいくことが期待されます。