南海グリーフサポートが葬祭業界でLGBTQフレンドリー宣言を発表

南海グリーフサポート、LGBTQフレンドリー宣言を発表

南海グリーフサポートが、葬祭業界においてLGBTQフレンドリー宣言を行うことを発表しました。この宣言は、冠婚葬祭業界におけるLGBTQコミュニティへの理解を深め、多様な価値観を受け入れる社会を目指す重要な一歩と位置づけられています。

背景

近年、多くの自治体でのパートナーシップ制度の導入に伴い、ウェディング業界では同性のカップルも挙式を行えるサービスが増えてきました。しかし、同じ冠婚葬祭の一環である葬祭業界では、LGBTQに対する理解が十分ではなく、今なおその取り組みは遅れをとっています。南海グリーフサポートは、その状況を打開しようとするものです。

取り組みの内容

同社は「すべての人と共感し感動葬儀をクリエイトする」ことをビジョンに掲げ、性的少数者が働きやすい職場環境を整備することを目指しています。具体的には、一般社団法人work with Prideが設定したLGBTQに関する取り組みの評価指標「PRIDE指標」の認定取得を目指すことや、2023年10月に開催予定の「レインボーフェスタ！2023関西レインボーパレード」への参加を通じて認知の拡大を図ります。

取締役社長の小池裕司氏は「誰もが平等に安心して旅立てる社会の実現に向けて微力ながら貢献したい」と意気込みを語りました。さらに、葬儀相談サロン「ティア堺東」を拠点に、記念撮影を行うなどシンボリックな行動を示しました。

今後のスケジュール

今後、以下のスケジュールで取り組みを進めていく予定です。

- 6月：サービス内容および社内規程の見直しを開始。
- 8月29日、30日：社員向け研修を実施。
- 10月7日、8日：レインボーフェスタ！2023関西レインボーパレードにブース出展。
- 11月：一般社団法人work with PrideのPRIDE指標を取得予定。なお、8月の研修は取材可能です。

会社概要

南海グリーフサポート株式会社は、南海電鉄グループとして大阪府・和歌山県内で16の葬儀会館「ティア」を展開しています。設立は2005年8月で、本社は大阪市住之江区に位置しています。今後も多様性を尊重する葬祭サービスの提供に努めていく所存です。詳細は公式ホームページ（南海グリーフサポート）をご確認ください。