株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー、共同研究公募の開始
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃)は、脳神経外科用医療模型「KEZLEX」を対象とした初の共同研究公募を発表しました。この取り組みは、創業から130年のものづくりの歴史と、30年にわたる医療模型の開発実績に裏付けられており、教育や臨床現場に新たな価値を提供することを目的としています。
共同研究公募の背景
発表によれば、同社は1999年に3Dプリンティング技術を導入し、医療模型の分野でイノベーションを促進してきました。特に、「KEZLEX」は脳神経外科教育において重要な役割を果たし、日本国内外の多くの研修や教育プログラムで使用されています。このような成功を受けて、同社は医療知識を深化させるため、研究者との協力関係を築くことを決定しました。
公募対象分野
この共同研究公募では、以下のような研究テーマが求められています:
1. 神経内視鏡領域における医療模型の改良・開発
2. 脳神経外科手技教育におけるシミュレーション技術
3. 医療模型を活用した臨床教育や国際的教育標準化
対象となる応募者は、大学や医療機関に所属する医師、研究者で、学生は対象外となっています。
研究費・応募手続きについて
各研究案件に対して30万円から100万円の研究費が支給される予定で、採択件数は約1件と見込まれています。研究期間は、研究テーマに応じて個別に設定されます。
応募希望者は所定の「共同研究申請書」をダウンロードし、必要事項を記入の上、指定のメールアドレスに提出する必要があります。応募締切は2025年10月17日の正午です。審査は一次と二次に分かれており、外部の専門家によって最終的な決定が行われます。
企業の理念と未来への展望
ジャパン・メディカル・カンパニーは、「世界にまだない、選択肢をつくる」というミッションのもと、医療技術の進歩に貢献することを目的としています。代表取締役CEOの大野秀晃氏は、「脳神経外科の術式教育を支える実践的な医療模型を通じて、未来の医療教育と患者の利益に貢献していきたい」と語っています。また取締役会長の大野秀則氏は、医療分野においても歴史的な継承が続くことを強調し、共同研究を通じて新しい医療知識の創出を期待しています。
KEZLEXについて
「KEZLEX」は、医療用精密立体模型で、人体の内部構造を高精度で再現しています。今後も国内外の教育現場で広く活用されることでしょう。医療分野における新たな価値創出に向けた彼らの取り組みは、今後も注目を浴びること間違いありません。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。