TimeTreeの10年の歩み
カレンダーシェアアプリ「TimeTree」は、2025年3月24日にサービス開始から10周年を迎えます。10年の節目を記念して、株式会社TimeTreeが公開したインフォグラフィックスでは、これまでの変遷やユーザーのデータに基づく様々なトピックが紹介されています。
1. 時間を豊かにするTimeTreeの歴史
TimeTreeは2015年にその提供を開始し、その年の末には「App Store Best of 2015」に選ばれるなど、早くから注目を集めました。ユーザー登録者数は順調に伸び続け、2018年には1000万人、2024年には6000万人を超え、世界中で広く利用されています。特にアメリカやドイツ、日本以外でも台湾や韓国、フランスなど、多様な地域での支持を得ています。
2. ユーザーの予定データから読み解く10年の変化
TimeTreeを通じて登録された予定から、この10年間でのユーザーの行動や社会的トピックの変化を振り返ります。初期の4年間は、家族や恋人同士、職場での利用が主でありました。
2020年にコロナウイルスの影響が及ぶと、在宅勤務やテレワークが急増し、生活様式が根本的に変わります。また、2021年にはワクチン接種やPCR検査といった予定が主要なトピックとなり、美容に対する関心も高まりました。
2022年には飲み会の予定が復活し、2023年には国内旅行への意欲が再高まりました。2024年には、「温活」や健康志向が顕著になり、ピラティスやよもぎ蒸しなどの予定が増えている傾向があります。
3. 大切な時間の登録とユーザーのコミュニケーション
TimeTreeには「デート」や「誕生日」などの個人の特別なイベントから、「引っ越し」や「結婚」などのライフイベントまで、幅広い予定が登録されています。これまでに登録された予定数は10年間で累計110億件を超え、平均すると1秒ごとに新しい予定が生まれています。
ユーザーの数が増える中、登録される予定も多種多様です。それぞれの瞬間が彼らにとって重要であり、TimeTreeがその支えとなっていることを誇りに思います。
4. 現在と未来を見据えたTimeTree
TimeTreeは「共有とコミュニケーション」を基本コンセプトとしており、日々の時間を充実させるためには協力が不可欠です。彼らは「予定を共有すること」がコミュニケーションの一形態であると認識しています。
特に、予定名に使用される絵文字は、そのメッセージの強さを示しています。例えば、誕生日ケーキの絵文字は祝福の気持ちを表し、ハートの絵文字は愛情を示しています。2024年12月には予定をデコレーションできる「ステッカー機能」、2025年2月には思い出を共有する「共有アルバム機能」をリリース予定です。これにより、よりスムーズな予定のコミュニケーションを実現することが目指されています。
5. 生成AIとの連携と新しい機能
新技術により、ユーザーの日常が便利に、快適にすることにも尽力しています。特に生成AIの活用は重要なテーマとなっており、2023年8月には「予定スキャン機能」をリリースし、多くのユーザーに利用されています。将来的には、ユーザーの過去のデータとAIを連携させ、最適な活動やToDoを提案する機能を強化していく意向です。
結論
TimeTreeは2024年9月には創業10周年を迎え、コーポレートミッションを「誘おう」をテーマに刷新しました。利用者が他者を誘うことで生まれる予定の数々。このさらなる成長と進化を目指して、次の10年も邁進していきます。カレンダーシェアアプリ「TimeTree」を通じて、ユーザーの生活をより豊かにするため邁進してまいります。