IL-15代替ペプチド
2025-12-17 16:36:33

ペプチグロース、革新的なIL-15代替ペプチドを開発し販売開始

ペプチグロースがIL-15代替ペプチドの開発を完了



開発の背景


ペプチグロース株式会社(本社:東京都千代田区)は、シグナル活性化においてインターロイキン15(IL-15)と同等の機能を有する新たなペプチド「IL-15代替ペプチド [製品コード:PG-013]」の開発に成功し、2025年12月から販売を開始します。この製品は再生医療や細胞治療製品の製造で抱える課題に対する治療法の一環として期待されています。

バイオ医療の分野では、成長因子やサイトカインは品質のばらつきや動物由来成分の混入、安全性、安定性、コストといった様々な問題を抱えています。ペプチグロースは、これらの課題を解決すべく、2020年4月に設立され、ペプチドリーム株式会社との共同開発を通じて数十種類の成長因子と同様の機能を持つペプチドを開発中です。

IL-15代替ペプチドの特性


PG-013は、IL-2Rβおよび共通γ鎖(γc)に選択的に結合する2つの環状ペプチドから成るヘテロダイマーペプチドです。このペプチドは、IL-15の活性化メカニズムを模しており、IL-2Rβとγcのダイマー化を促進することでIL-15様の効果を発揮します。

さらに、PG-013は市販のリコンビナントIL-15との機能比較試験においても、そのシグナル活性化能力や細胞増殖活性がIL-15と同等であることが確認されています。特に、ヒト由来のNK細胞株において、PG-013は優れた細胞成長を示しました。

NKT細胞の活性化


PG-013の更なる機能として、未成熟NKT細胞の成熟過程における活性化能力が評価されています。IL-15と同様に、大きな細胞増殖を誘導し、有効な細胞傷害活性を示しました。これらの評価は、理化学研究所の免疫器官形成研究チームで実施されています。

製品詳細


  • - 製品コード:PG-013
  • - 製品名:IL-15代替ペプチド
  • - 形態:凍結乾燥品
  • - 保管方法:-20℃以下
  • - 純度:95%以上(HPLC)
  • - 分子量:5855.61 (acetate)
  • - 内容量:10 µg, 100 µg, 1 mg(バイアル一本当たり)

この製品はアニマルコンポーネントフリー(ACF)証明書を提供可能であり、試験研究用としてのみ使用が認められています。

今後の展開


ペプチグロースでは、今後もPDGF-AAやIL-7を対象とした新しい代替ペプチドの開発を行っていきます。最新の情報は公式ウェブサイトで随時更新しますので、興味のある方はぜひ確認してみてください。

お問い合わせ


詳細やバルク品については、以下の販売代理店または当社までご連絡ください:

ペプチグロース株式会社の公式WEBサイトはこちら

連絡先:
TEL:070-7789-3905
E-mail:[email protected]


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会社情報

会社名
ペプチグロース株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-6-1
電話番号
070-7789-3905

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