新たな花酵母カクテル「Enju」の魅力
2024年4月30日に、福島県を拠点とするIchido株式会社が手掛ける花酵母カクテル「Enju」が発売されます。この商品は、地元のつつじと桜の花から抽出した酵母を使用した、華やかでありながらも飲みやすい新しいお酒です。「Enju」は、贈り物としても最適な選択肢になるでしょう。
起業の背景
Ichido株式会社の代表、渡邉優翔氏は、福島県須賀川市の「大桑原つつじ園」の26代目の当主です。2011年の東日本大震災や、その後の新型コロナウイルスの影響で、家業のつつじ園は深刻な売上減に直面しました。特に2020年と2021年は緊急事態宣言により、観光客が減少し、収益は9割以上減少しました。そこで渡邉氏は、クラウドファンディングを立ち上げ、300万円以上の資金を集めることに成功。
この取り組みを通じて、彼は新たな打開策を模索し、「花酵母」に着目。東京農業大学での研究をもとに、花から酵母を採取し、2022年にIchido株式会社を設立しました。富岡町の町民に愛されている夜ノ森の桜からも酵母を採取し、地域の魅力を活かした商品開発を進めました。
商品の特長
「Enju」は、ただのリキュールではありません。それは、「お酒を贈る時のファーストチョイス」という新しい価値を提供します。特徴的なのは、贈る側にも、受け取る側にも喜ばれる商品を目指していることです。アルコール度数5%で、一口飲めば芳香な香りと控えめな甘さが口いっぱいに広がります。
また、Enjuの瓶と箱にも独自のデザインが施されています。瓶はフラワーベースとして使用できる形状が採用され、箱は小物入れとしての機能を持たせるためマグネット式を採用。これにより、飲んだ後も楽しむことができます。
さらに、「Enju」というブランド名は「槐(えんじゅ)」という木に由来し、その花言葉から親密さや友情を想起させます。このことも、特別な人への贈り物としての価値を高めています。私たちは、いわば、「あなたもどう?」というメッセージを込めて、大切な人との素敵な時間を演出したいと考えています。
代表の想い
渡邉氏は、「花業界からお酒業界へ」との信念のもと、彼の会社が花の持つ潜在能力を最大限に活かした商品をつくることを目指しています。彼は、1300年以上続く花の文化に新たな息吹を吹き込む挑戦をし続け、特に被災地での復興活動にも積極的です。「Enju」の売上の1%は、震災地区での花の活性化プロジェクトなどに寄付されることが予定されています。
商品情報
- - 商品名:Enju TSUTSUJI / SAKURA
- - 価格:3,500円(税込)
- - アルコール度数:5%
- - 容量:500ml
- - ジャンル:リキュール
- - 公式サイト: Enju公式サイト(4月30日公開予定)
Ichido株式会社は、今後も地域の魅力を活かした商品を提供し、花業界を1度(いちど)変えることを目指しています。花酵母カクテル「Enju」は、単なる飲み物を超えた体験として、多くの人に愛されることを期待しています。