富士見工業の挑戦
2025-03-25 17:21:12

国内肥料資源利用拡大アワードで輝く富士見工業の挑戦と成果

富士見工業、国内肥料資源利用拡大アワード受賞



富士見工業株式会社は、第1回令和6年度国内肥料資源利用拡大アワードにおいて、「国土交通省 上下水道審議官賞」を受賞しました。この栄誉は、地域資源を最大限に活用し、国内肥料の効率的な利用を促進するための取り組みが評価されたものです。

受賞の背景と目的



このアワードは、肥料原料供給事業者や肥料製造者、利用者の中から、国内資源を有効に活用し、持続可能な肥料利用の拡大に寄与した取り組みを表彰することを目的としています。一般には、海外からの輸入に依存する肥料の使用が問題視されており、富士見工業のように国内資源を活かした取り組みが求められています。富士見工業は、創業以来「土から生まれたものを土に返す」という理念のもと、資源リサイクルを事業の核にしてきました。

評価された具体的な取り組み



今回の受賞理由は、地域循環資源を活用したバーク堆肥及び下水汚泥コンポストを用いた法面緑化基盤材の開発と、その全国的な展開への挑戦です。2023年度には、年間約36,000トンの地域資源が肥料原料として再利用され、従来の化学肥料からの代替率を20%まで引き上げました。これによって、大幅な環境負荷の低減に成功しています。

全国展開への具体策



富士見工業は、北海道から九州まで全国に協力工場を配置し、地域密着型の供給体制を整えています。また、各都道府県が定める「リサイクル認定品制度」に積極的に取り組み、公共工事への活用を進めています。特に、ライト工業との協業により、下水汚泥肥料が公共事業に広く活用されています。

技術革新



独自の技術として、富士見工業では、協力工場において緑化基盤材と下水汚泥コンポストをあらかじめ混合するプレミックス方式を導入しました。この手法により、施工現場での化学肥料の混合工程が省略され、施工効率が向上し、工期も短縮されています。品質の高い下水汚泥肥料の安定供給も可能になり、地域資源の有効活用が進められています。

今後の展望と課題



受賞を契機に、富士見工業はさらなる技術開発と全国展開を推進します。それだけでなく、新たな地域資源の活用を模索し、事業拡大を図る方針です。また、SDGsへの貢献や地域循環型社会の構築を通じて、持続可能な社会の実現にも邁進していきます。これからも地域に根ざした取り組みを続けていくことで、持続可能な未来を目指します。

会社概要



【社名】富士見工業株式会社
【住所】静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
【公式サイト】富士見工業

お問い合わせ


担当:社長室室長 山本縁
電話:054-282-2351
メール:y.yamamoto@fujimi-group.co.jp

この受賞について、より詳細なインタビューや取り組みの成果について、随時公開予定です。


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会社情報

会社名
富士見工業株式会社
住所
静岡県静岡市駿河区富士見台1-21-22
電話番号
054-282-2351

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