AI Communisが資金調達
2021-09-13 11:42:17
AI Communisが動画編集ソフトAurisを開発、エンジェルラウンドで資金調達成功
AI Communisが注目の動画編集ソフトを開発
シンガポールを拠点にするAI Communisが、革新的な動画編集ソフト「Auris」を開発しました。この度、同社はエンジェルラウンドで50万ドル(約5500万円)の資金調達を成功させたことを発表。音声認識と自然言語処理技術を駆使し、動画制作における字幕付けや翻訳の過程を大幅に効率化することを目指しています。
音声認識技術の背景
AI Communisは「音声認識技術を実装することで、社会の課題を解決し、未来のコミュニケーションを創造する」という理念を持っています。シンガポールの情報通信メディア開発庁と連携し、シンガポール標準英語に対応した音声認識エンジンのβ版も完成。これにより、同社の技術力は証明されています。
資金調達の詳細
今回の資金調達に関しては、アメリカ、日本、シンガポールのエンジェル投資家から50万ドルを集めました。調達した資金は、音声認識エンジンの言語ラインアップの拡充と「Auris」の開発に活用される予定です。特に、東南アジアにおける9言語以上の音声認識に対応することを目指しています。
Aurisの機能と特長
「Auris」は、AIと人間の協力によって動画の価値を最大化するためのソフトウェアです。以下のような特長があります:
自動生成される字幕編集やカット作業を迅速化
ビデオファイルをアップロードするだけで自動的に字幕を作成
専門的な知識がなくても簡単に操作できるインターフェース
東南アジア言語への翻訳が可能で、文化的背景を理解したサービスとして利用者をサポート
* ブラウザベースでの共同編集ができ、チームでの作業効率も向上
これにより、クリエイターやビジネスパーソンが時間を有効に活用できるようになります。
ユーザーフィードバック
先日、Aurisのアルファ版を利用した180名を対象に調査を行ったところ、80%以上がβ版を試してみたいとの回答を得ています。この反響を受けて、AI Communisは2021年12月末にベータ版をリリースする計画を立てています。興味のある方は、広報窓口に連絡を取ると良いでしょう。
経営陣と今後の展望
AI Communisでは、コアとなる音声認識エンジンの開発を促進するため、経験豊富な杉田玲夢氏が社外取締役として参加し、Kenny Wang氏がCOOに就任しました。これにより、ストラテジックな成長を見込んで人材の採用を強化する計画を進めています。
AI Communisは2020年4月に設立され、音声認識と自然言語処理技術を用いたソフトウェア開発に注力。今後もクリエイターがより創造的になれるよう、時間を労力から解放するサポートを上手に行うことで、動画制作の効率化を図っていくことを目指しています。
まとめ
AI Communisの「Auris」は、音声認識技術を基にした動画編集ソフトとして、多くのクリエイターやビジネスパーソンにとって革新的なツールとなることでしょう。特に東南アジアに特化した機能は、今後の市場での役割をさらに増すことが期待されています。
会社情報
- 会社名
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AI COMMUNIS PTE. LTD.
- 住所
- 71 Ayer Rajah Crescent, #06-24, Singapore 139951
- 電話番号
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