妊婦支援の新たな一歩、MamaWellが国際興業健康保険組合と提携

妊娠中の女性やその家族を対象にした新しい健康管理プラットフォーム、株式会社MamaWell（通称ママウェル）が、国際興業健康保険組合に対して妊婦支援サービスの提供を始めた。このたびの提携により、MamaWellは妊婦や育児中の女性に対し、包括的な健康管理を通じて、より良い生活の実現を目指す。

MamaWellのサービス内容

MamaWellは妊婦の健康状態をモニタリングするために、ウェアラブルデバイスを用いて心拍数や活動量といったバイタルデータを収集している。これらのデータをもとに、パーソナル助産師が個々の妊婦に対して最適な健康管理プランを提供し、切迫早産や妊娠合併症のリスクを低減することを目的とする。また、24時間対応のチャットサポートを通じて、妊婦特有の不安や体調の変化に寄り添い、精神的なサポートも行う。

この新たなサービスは、特に国際興業健康保険組合の被保険者にとって大きな意味を持つ。国際興業健康保険組合は交通、不動産、観光、エネルギーなど多岐に渡る事業を展開しており、働く女性が特に多い環境だ。こうした背景の中で、MamaWellは仕事と家庭の両立を支援し、女性がより健康で充実した生活を送れるよう努めている。

経営者の理念と期待

MamaWellの代表取締役、関まりかは「女性の生涯にわたる健康サポートをエビデンスに基づいて行う」という企業のミッションを掲げている。妊娠から育児に至るまでの大事な期間において、身体的、精神的なサポートを同時に提供することが、女性の不安を軽減し、安心な妊娠生活の実現に繋がると信じている。

国際興業健康保険組合の多田様は、この提携に際し「Mamawellを導入することで、被保険者の健康リテラシーを高め、不安を軽減し、仕事と育児の両立をサポートしたい」と述べ、今後の取り組みへの期待を明らかにしている。

企業向けプログラム「MamaWell for Biz」

さらに、MamaWellは企業向けに「MamaWell for Biz」というプログラムも展開している。これは業務に伴う身体的負荷を視覚化し、マネジメントやコミュニケーションの支援を行うもので、産休前の健康トラブルによる休職や離職を防ぐことを目的としている。これにより、企業内での女性の活躍推進を支援し、長期的に女性が安心して働ける環境を整えることを目指している。