進化するファッションの体験、飯綱町で
飯綱町で開催される特別展「AFTERLIFE/再倖築 -再生後の世界-」では、古着リメイクブランド「再倖築」と地元の「リンゴ染め」が融合した新しいファッションの世界が広がります。このイベントは2025年10月4日から11月3日まで、「いいづなアップルミュージアム」にて実施され、パリでのファッションショーで発表された作品が展示されます。
パリでの華麗なるデビュー
今年3月、パリ・ファッションウィークの一環として行われた「Fashion Week Studio」のファッションショーで、「再倖築」は15着のリメイク作品を発表しました。中でも、飯綱町に根付く「苹果(ピンゴ)染グループ」によるリンゴ染めを施した3作品は、クオリティと美しさで来場者の注目を集めました。リンゴ染めは、地元の農業廃棄物を利用し、環境にも優しいこだわりの技術です。
展示会の内容
「AFTERLIFE/再倖築」では、訪れる人々が「再生後の世界」を体験できます。展示の中心には、パリでのショーで披露された作品が並び、独創的なデザインと色彩が見る者を魅了します。そして、この期間中、来場者は古着を回収し、新しい価値を見出すプロセスも見ることができるのです。約100点の古着から、生まれ変わる服がどのように制作されるのか、その過程にも注目が集まります。完成品は初日のファッションショーでお披露目予定です。
ファッションショーとトークイベント
ファッションショーは2025年10月4日、いいづなアップルミュージアムの芝広場で行われます(雨天時はりんごパークセンター体育館)。ショーでは、リンゴ染めされた衣装と飯綱町の古着からのリメイク衣装が披露され、特別ゲストとしてモデルの茜さんが登場します。彼女は鹿児島県奄美大島から参加し、地元の文化を感じさせる魅力的なランウェイを繰り広げる予定です。また、ショーの後には再倖築のデザイナーによるトークショーもあり、パリでの経験や古着リメイクの情熱についてお話しされます。
プロジェクトの背景
このプロジェクトを推進するのは飯綱町地域おこし協力隊の原口氏。彼は、リンゴ栽培で発生する廃棄物に目をつけ、「町のリンゴに新しい価値を生み出したい」と強く思いました。そこで、廃棄リンゴを使った染色技術が生まれ、「再倖築」とのコラボレーションが実現しました。プロジェクトを進める中で、原口氏の奥様がつながりを持っていた「再倖築」のデザイナーと出会い、共通のビジョンを持つことが確認されました。
未来を見据えたファッション
「再倖築」は、古着を用いたリメイクを通じて新しい価値を創造するファッションブランドです。彼らは「既存のものを壊し、新しいものに創り変える」というテーマを持ち、持続可能な未来を目指しています。このような革新的な取り組みが、飯綱町でのファッションを新たな次元へと引き上げています。
お問い合わせ
このイベントに関するお問い合わせは、飯綱町地域おこし協力隊の原口氏までご連絡ください。Eメール:
[email protected]
飯綱町の新しい魅力を感じることができるこの特別展、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。ファッションの新たな可能性を探る絶好の機会です!