ジビエの未来に向けた挑戦
2050年の世界を見据え私たちは、ジビエを選択肢として位置づけることで、持続可能な食文化創造を目指しています。福岡市を拠点に、個人事業主として猟師の活動を行っている大林将隆氏は有害鳥獣の捕獲とジビエの普及を通じて、私たちが向かう未来に対して具体的な取り組みを進めています。
近年、鹿やイノシシといった野生動物の増加により農作物に深刻な被害が生じており、更には2050年には人口増加に伴うたんぱく質不足が予測されています。この背景の中、大林猟師企画はジビエを一般的で手に入れやすい食材として定着させるため、さまざまな活動を行っています。
都市部での普及活動
まず、都市部の人々にジビエを知ってもらうための試食イベントを行っており、キャンプ場とのコラボ企画によるジビエ試食イベントは来場者に好評を得ています。この取り組みを通じて、食材としての美味しさや利点を実際に体験してもらい、ジビエの魅力を広めています。この体験が、今後の食生活におけるジビエの選択肢としての認知度を高めることにつながります。
新規ハンターの育成
また、狩猟体験や講座を実施し、新たな猟師を育成する取り組みも行っています。狩猟の担い手不足という問題に直面している今、新規ハンターを育てることはジビエの安定供給に寄与する重要な活動です。この講座では、狩猟に必要な技術だけでなく、持続可能な狩猟文化をつくるための知識も伝えており、参加者にとって多くの学びの場となっています。
未来の流通システムへの展望
さらに、将来的にはジビエ流通の基盤を整備する計画も進行中です。捕獲から解体、加工、流通までの一連のプロセスを仕組み化し、持続可能な供給体制を構築することが目標です。これにより、ジビエが手頃で安全な食材とされる未来を育みます。
大林氏には5歳の甥っ子がいます。彼が成長するころには、ジビエが安心して手に入る食材として存在して欲しいとの思いを強く持っています。彼の未来を見据え、自身の活動を重ねることで、2050年に向けた持続可能な狩猟とジビエ文化の確立に挑戦し続けます。
April Dreamプロジェクトへの参加
大林猟師企画は、「April Dream」にも賛同。4月1日には、夢を実現するために発信する日と定められています。この企画を通じて、狩猟とジビエの可能性の広がりを真剣に伝え、未来に向けた私たちのビジョンを多くの人に知ってもらいたいと思っています。
デジタル時代において、見えない食文化への意識を高め、ジビエの価値を再認識することが我々の役割です。これからもジビエを未来の食の選択肢にすべく、活動に邁進していくつもりです。
【大林猟師企画概要】
屋号:大林猟師企画
代表者:大林将隆
所在地:福岡県福岡市東区多々良1
設立:2024年1月
事業内容:狩猟業全般
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2050年のたんぱく質不足に備え、ジビエを未来の食の重要な選択肢として確立するための取り組みを、ぜひ応援してください。