シニア内定急増
2025-12-11 15:17:47

シニア世代のホテル・旅館内定が急増、職種の多様化が進展中

シニア世代のホテル・旅館内定急増の真実



株式会社シニアジョブ(東京都新宿区)が運営するシニア専門求人サイト「シニアジョブ」は、ホテルや旅館におけるシニア向け内定の傾向を調査しました。驚くべきことに、これまで内定が出ていなかった「施設管理」職の内定が急増し、フロントに次ぐ人気職種となることが明らかになりました。フロントと施設管理職が合わせて、内定の約60%を占める結果となっています。

1. 内定職種の傾向


2024年3月・4月のデータでは、内定者の職種カテゴリにおいて、フロントと施設管理が圧倒的に多くなっています。具体的には、フロント業務が37%、施設管理が22.2%を占めました。これに反映されるように、今後は宿泊業界における職種の多様化が進展することが期待されます。

特に面白いのは、2023年の調査と比較すると、フロントの内定者数が大幅に増加している点です。2024年度には、フロントに加え、調理業務やフロアスタッフ、清掃なども重要な職種として位置づけられています。最近では警備会社が手掛けるホテル警備の求人も出ているなど、シニアの就業機会は広がっています。

2. シニアが求められる理由


シニアジョブによる分析では、内定者の平均年齢は62.8歳で、最年長は76歳というデータが出ています。特に注目すべきは、70歳以上でも積極的に採用されているという事実です。内定者の多くは、経験や資格に依存せず、意欲や人柄が評価される傾向にあります。実際、経験不問とする求人が88.9%、資格不問が92.6%と、年齢に関係なく幅広い層のシニアにチャンスが開かれています。

3. 内定までのプロセス


ホテル・旅館での内定者全体の雇用形態は、パート・アルバイトが63%と主流です。しかし、フロント職に限ると、正社員の割合が50%と最も高くなっています。また、応募から内定までの平均日数は17.6日ですが、最短で内定が決まったケースもあるため、求職者は迅速に対応することが求められます。

4. 経営者の視点


シニアジョブの代表取締役である中島康恵氏は、「シニアの転職市場は今、劇的に変化している」と述べています。過去の60歳定年の概念が崩れ、シニア世代が持つ豊かな経験が職場での価値を高めているのです。特に、ホテル業界においては、シニアの持つ管理経験が求められる局面も増えてきており、これは非常に大きなチャンスといえます。

5. まとめ


シニア向け求人が急増する中で、特にホテル・旅館における内定が目立っています。フロントや施設管理職といった新たな職種が増えることで、シニア世代の雇用機会が拡大している現状が見て取れます。今後、シニアの活躍がさらに期待される中、求人情報に積極的に目を向け、職場復帰を目指すシニアが多数いることが、社会全体にとっても良い影響をもたらすことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社シニアジョブ
住所
東京都新宿区大久保2丁目5-22セキサクビル8F
電話番号

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