万博後の未来を考える特別フォーラム
「やさしいニュース」のコーナー「LBS(ローカルビジネスサテライト)」は、地域経済の活性化をテーマに活動し続けています。2025年10月8日には、大阪・関西万博の閉幕を受けて、特別なイベント「LBSスペシャル EXPOビジネスフォーラム ~大阪・関西万博 未来へのレガシー~」が開催されました。
このフォーラムには、大阪府知事の吉村洋文氏をはじめ、関西経済を牽引する企業のリーダーたちが集まりました。万博のシンボル的存在である「大屋根リング」や「空飛ぶクルマ」の今後について、本フォーラムでは、彼らの発言によって新たな未来への展望が描かれました。
大屋根リングの運命
吉村知事の発言によれば、当初は大屋根リングを全て取り壊す方針だったとのこと。しかし、彼はその後、一部を緑地公園として保存する意向を示しました。この決定は、万博のレガシーを未来にどうつなげていくかの選択肢として、多くの市民や関係者に影響を与えることでしょう。
空飛ぶクルマの将来
また、空飛ぶクルマについてもtwitterで言及。「日常化の可能性があるのか?」という問いに対して、議論が重ねられました。具体的な実現可能性や社会実装について、多くの期待が寄せられています。
大関西の実現に向けた課題
基調講演では、関西経済連合会の松本正義会長が登壇し、万博のレガシーを如何にして継承していくかが重要であると強調しました。「万博を一過性のイベントに終わらせず、持続可能な発展のための仕掛けを整えること」が大関西の実現へのカギであるというメッセージが伝わりました。
イノベーションに挑む企業たち
フォーラムでは、サイエンスホールディングスの青山恭明会長が「ミライ人間洗濯機」の出展についても触れました。彼は、1970年の大阪万博での体験があったからこそ、今の技術を生み出すに至ったと説明。このように、多くの企業が万博を舞台に新しいイノベーションを模索しています。
さらに、リゲッタの高本泰朗社長は、万博会期中に出展された「宙に浮く靴」についての裏話を披露しました。万博を通じて得た経験は、今後の企業成長にどのように活かされるのか、その道筋が議論されました。
最後に
このフォーラムは単なるイベントではなく、大阪・関西の未来を共に考える機会となりました。万博の成功を胸に、今後はどのように地域経済を進化させていくのか、私たち一人ひとりが関心を持っていく必要があります。
【番組情報】
- - 番組名: LBSスペシャル EXPOビジネスフォーラム 大阪・関西万博 未来へのレガシー
- - 放送日時: 2025年11月1日(土)午前11時~11時57分
- - 番組HP: テレビ大阪