PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアムの2025年度成果報告
オープンソースデータベース「PostgreSQL」の普及を目指して設立された「PostgreSQL エンタープライズ・コンソーシアム(PGECons)」が、2025年度の活動成果についての報告セミナーを2026年5月29日にオンラインで開催します。本セミナーは、エンタープライズ領域におけるPostgreSQLの適用拡大に向けた活動の一環として位置づけられています。
PGEConsの概要
PGEConsは、2012年に設立され、PostgreSQLの導入実績が豊富な企業を主な会員とし、正会員は16社、一般会員は68社にまで拡大しています。組織は部会制をとり、技術的な専門事項を扱うワーキンググループ(WG)が設置されています。現在は以下の3つのWGが活発に活動しています。
- - 新技術検証WG:PostgreSQLの新バージョンの性能を比較・検証することを主目的としており、最新のバージョン17と18に関する性能データを収集しています。
- - 移行WG:2012年からのデータベースの移行作業について継続的に調査を行い、昨年度の成果を基に新機能の調査を実施しています。
- - 課題検討WG:データベース管理やアプリケーション開発に関連する現場の課題を検討する作業を行っています。
これらのグループは、エンタープライズ領域へのPostgreSQL適用を進めるために、PostgreSQL開発コミュニティへの技術的フィードバックを行っています。
2025年度活動内容の発表
5月29日のオンラインセミナーでは、特に新技術検証WGと移行WG、課題検討WGからの活動成果が報告されます。また、運営委員会からは2026年度の年間活動計画についても説明が行われます。
具体的には、以下のような内容が紹介される予定です。
新技術検証WGの活動内容
このWGでは、PostgreSQL 17と18の性能比較を行っています。特に、マルチコアCPU環境での処理能力に対する影響を検証し、どのように性能が進化しているのかを掘り下げたデータを提供します。この取り組みによって、エンタープライズアプリケーションでの具体的な利用シナリオが明らかになることが期待されています。
移行WGの報告
移行WGでは、PostgreSQLへのデータベース移行に関連する調査を進めています。移行作業の具体的な手順や技術的なチャレンジについて、実際の事例に基づいて解説することで、参加者が今後の移行作業の指針を得ることを目指しています。また、新しい機能に関する調査結果もあわせて報告される予定です。
CR部会の進捗
CR部会においては、PostgreSQLのエンタープライズ領域への適用を促進するための技術的課題についての改善状況を取り上げます。具体的には、SQLクエリの実行計画の制御や、障害時のデータ収集手法に関するアップデートが議論される予定です。
参加方法
このセミナーは全てオンラインで行われます。参加希望者は公式サイトより申し込むことができ、日時は2026年5月29日(金)13:30から14:50まで予定されています。興味のある方は、ぜひご参加ください。
詳細な申し込み方法やセミナー内容については、
公式サイトを参照してください。始まる新たな年度の活動に向けて、PostgreSQLのエンタープライズ領域への普及がどのように進むのか、注目が集まっています。