アセットマネジメントOne(AM-One)が、2024年度の「教員の民間企業研修」に初めて参加し、東京都内の小中学校教員に対して特別な研修を実施しました。この取り組みは、金融リテラシーを深め、教員自身が将来の資金計画を見直すヒントとなることを目指しています。
研修は、2024年7月30、31日と8月6、7日の両日にわたり行われ、合計24人の教員が参加。AM-Oneは、これまでの経験を生かしたプログラムを提供し、教員に金融経済教育の重要性を伝えました。研修の一環として、教員たちはレゴブロックを使用した「未来の遊び場を作るための投資」をテーマにしたワークショップにも参加。実際の投資のイメージを視覚的に体験することで、理解を深める機会を提供しました。
研修プログラムでは、金融商品についての基礎知識や、金融リテラシー向上のためのディスカッションが行われるほか、子どもを対象としたアプリ「キッザニア オンラインカレッジ」に触れる機会も設けられました。このアプリでは、ファンドマネジャーの仕事を模した内容が展開され、教員自身が児童・生徒に対する生活に役立つ金融教育を促進することを目的としています。
AM-Oneが提供する「未来をはぐくむ研究所」の設立も注目すべき点です。この研究所は、個人の資産形成やファイナンシャル・ウェルビーイングをテーマにした啓発活動を推進しており、教員研修の実施もその一環として位置づけられています。参加した教員からは「子どもたちにもこのような体験ができれば、金融リテラシーをわかりやすく学べると思った」という声があり、教育現場への導入への期待が寄せられました。
参加者の一人は、「自分自身の投資体験を通じて、子どもにお金の流れを伝えていきたい。この研修で得た知識を家庭に持ち帰り、子どもたちに伝えていくことができたらと考えています」と述べ、教育の現場での実践的な金融教育の必要性を強調しました。また、他の教員からは「経済や金融教育は家庭教育で行うべきだと思っていたが、学校でも実施できる可能性を感じた」というポジティブなフィードバックもありました。
AM-Oneは、資産運用会社としての専門性を生かし、将来の世代が必要な金融リテラシーを身につけられるような教育プログラムを引き続き展開していく考えです。
この研修から得られた知識や経験が、教員を通じて多くの子どもたちに伝わり、未来の金融リテラシー向上につながることが期待されます。