アスファルト路面温度を予測する「Pavvy」
株式会社VRメディアは、アスファルト路面の温度を予測する非線形モデル「Pavvy」を開発しました。このモデルは、国内200か所から収集された約40,000件の実測データをもとに、280メートル四方のグリッド解像度で路面温度を予測します。これにより、利用者はリアルタイムで路面温度を把握でき、より安全で快適な移動が可能になります。
Pavvyの開発背景
Pavvyは2025年8月から各地点の気象データとの相関を考慮し、路面温度を予測するために実績のある気象予測モデルを使用しています。具体的には、気象庁のメソモデル(JMA-MSM)やEUのECMWFデータなど、複数の気象データを参照し、これらを基にした非線形モデルで温度を計算。ちなみに、利用するデータには気温、日射量、湿度、風速、降水量など多岐にわたる要素が含まれています。
精度の向上への取り組み
路面温度を精確に予測するためには多くのデータが必要です。開発当初、モデル構築のためには最低でも11,880件のサンプルが必要とされていました。その後も累計40,000件のサンプルを集め、さらなるデータ収集を続けています。特に夏季の高温環境下においては、予測値と実測値の平均誤差をわずか2.2℃の課題まで押し上げることに成功しています。
その他の革新技術
Pavvyの特徴は、気象データに加え、地形データを考慮する点です。具体的には、周囲の緑地や建物、水源の有無まで調査し、路面温度に影響を与える全要素を分かりやすく整理しています。また、ヒストリカルなデータ分析にも焦点を当て、過去6時間のデータを回帰分析することで、より正確な予測を提供しています。
今後の展開
株式会社VRメディアは、「Pavvy」の軽量版である「Pavvy-min」を利用した天気予報アプリ「Pavvy°」の開発を進めています。これは、特に犬の健康を気遣う飼い主向けに設計され、1時間ごとの路面温度データとともに、外気温などの情報を提供します。また、今後のパートナーシップを通じてPavvy APIの活用を広げていく考えです。
新たなパートナーとの協力を通じて、アスファルト、コンクリートといった他のマテリアルに対してもモデルを拡張する研究を進めており、さらなる高精度な予測が期待されています。これにより、私たちの生活の質を向上させる新しい可能性が広がることでしょう。
詳しい情報は、
Pavvy Modelウェブサイトをご覧ください。予測モデルやAPIに関するお問い合わせは、
こちらからお寄せいただければと思います。
さらに、株式会社VRメディアの企業情報については、
こちらをご覧ください。