アトラスコプコの次世代サービスプラン「TR Uptime+」とは

アトラスコプコの進化するサービスプラン「TR Uptime+」

アトラスコプコ株式会社は、2025年6月より新しいサービスプラン「TR Uptime+」（アップタイムプラス）の提供を開始します。このプランは、顧客から高い評価を受けている「TR（総合保証）プラン」を基盤とし、予知保全と可用率保証という新たな要素を加えた次世代のメンテナンスサービスです。

TRプランの強みとは？

アトラスコプコの「TR」は数多くの顧客によって利用されてきた実績のあるサービスプランです。その強みは、契約期間中の安定した稼働を支え、顧客からの高い満足度を得ている点にあります。具体的には、以下のような特徴があります。

- すべての部品の保証：交換費用を含め、突発的な故障が発生しても追加費用が発生しません。
- 定期点検と不具合対応の包括：予期しない出費を抑え、計画的な予算管理が可能となります。
- 契約者専用のホットライン：技術エンジニアが時間外でも電話相談や遠隔サポートに迅速に対応します。
- SMARTLINKとグローバル分析体制：稼働データを収集・解析し、異常の兆候を早期に検知。トラブルの未然防止につなげます。

SMARTLINKは遠隔監視システムで、TRおよび新しいTR Uptime+には有料ライセンスが含まれます。

TRからの進化「TR Uptime+」の魅力

新サービス「TR Uptime+」は、TRプランの信頼性に加え、部品の推定寿命アルゴリズムによる予知保全を取り入れ、さらに可用率保証も導入しています。従来のTRプランは、TBM（Time-Based Maintenance）に基づいて、あらかじめ決められたサイクルで点検・交換を行うため、部品寿命が残っている場合でも交換が発生することがありました。

その点、「TR Uptime+」はPrescriptive Maintenance（予知保全）を採用し、SMARTLINKによるデータ監視とグローバル診断センターによる解析を行い、必要な時に整備を実施します。この手法により、コストの無駄や二酸化炭素排出量を削減し、突発的な停止のリスクを最小限にすることが可能です。

TR Uptime+の特徴:

- 最適な整備タイミング：予知保全によって、最も適切なタイミングでの整備を実施
- 可用率保証：新たに導入された年間可用率98％保証制度
- 部品保証：すべての部品を保証
- 全てを包括：定期点検から不具合対応までカバー
- 専用ホットラインの存在：技術サポートを提供

可用率保証の詳細

「TR Uptime+」では、年間可用率が98％を下回った場合、その年にお支払いいただいた契約金額に基づき、最大10％を返金する制度が設けられています。

契約対象と条件

- 契約可能：納入から15年以内のマシン
- 契約継続可能：最大20年目まで

お問い合わせ先

アトラスコプコ株式会社コンプレッサ事業本部は「空気に技術、環境に力」をスローガンに掲げ、省エネルギーコンプレッサーや周辺機器、エネルギー再生システムで社会に貢献しています。
メールでのお問い合わせは[email protected]まで。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。

アトラスコプコグループはスウェーデンのストックホルムに本社を持ち、180カ国以上で事業を展開しています。1873年の創業以来、顧客のニーズに応え、革新を提供してきた企業です。
今後のTR Uptime+がどのように産業界に貢献していくのか、大いに期待が寄せられます。