JTBと詩歩が手を組む
株式会社JTBは、日本の魅力ある観光地を広く伝えるため、絶景プロデューサーの詩歩さんとパートナーシップを結びました。この取り組みは、訪日外国人観光客を対象にした「訪日インバウンドVISION2030」の一環です。詩歩さんは、観光地の絶景を切り口に地域の魅力を探る専属のマイスターとして迎えられ、各地域のニーズに応じた観光コンテンツの創出を目指します。
パートナーシップの背景と目的
近年、訪日インバウンド市場ではオーバーツーリズムや環境問題、人手不足が深刻化しており、これを解決するために観光の「場所や内容」を上手に分散させる必要があると考えられています。JTBは、これに対処すべく、詩歩さんとの協力を通じた新しい試みを行い、多様な地域の魅力を適切に発信し、旅行者の受け入れ体制を強化していく方針です。
詩歩さんは、これまで70ヵ国以上を巡って数多くの絶景を撮影しており、地方にこそ見どころが点在していると語っています。こうした視点は、JTBが求める「訪日インバウンドVISION2030」とも一致し、今回のパートナーシップへとつながりました。
第一弾の取り組み〜富山県の冬の絶景〜
パートナーシップの第一弾は、冬の富山県を舞台にした観光コンテンツを開発することです。富山県は冬ならではの美しい風景を有しており、これを「FUN!JAPAN」というメディアを通じて発信します。訪日外国人に冬の魅力を体験してもらうことで、季節による観光の活性化を狙います。
具体的には、詩歩さんが富山の冬の景色を取材し、その魅力を伝えます。これにより、多くの外国人観光客を冬の富山に誘致し、通過型観光地から滞在型観光地へと変わることを目指しています。
観光コンテンツの発掘と情報発信
詩歩さんの絶景に関する豊富な経験を生かし、訪日外国人旅行者が興味を持つ地域特有の観光コンテンツを発掘していきます。そして、これらの情報を「FUN!JAPAN」を通じて海外に発信していくことで、日本の絶景を新たな視点から紹介します。これにより、外国人観光客の増加を狙います。
この取り組みを通じて、JTBは全国の拠点と地域自治体とのネットワークをフル活用し、地域の固有の問題を一緒に解決しながら、観光産業を盛り上げていく方針です。
地域との連携による持続可能な観光
新たな観光コンテンツの発掘には、JTBの全国47都道府県に拠点を持つ強みを活かして、地域の困りごとに寄り添った支援を行います。また、詩歩さんとの協力のもと、訪日外国人が滞在しやすい環境を整えていくことも重要です。このように、観光による地域経済の活性化を目指す取り組みは、詩歩さんの熱い想いとJTBのビジョンが融合した形で進展していきます。
まとめ
今後もJTBと詩歩さんの共闘によって、日本の絶景が世界に発信され、訪日外国人への新たな観光体験が提供されていくことが期待されています。観光産業の持続的な成長を目指し、地域の本質的な魅力を引き出す新たな挑戦が始まります。