産学連携による新たな産業創出
2023年2月9日、千葉大学とTREホールディングス株式会社が協力して新産業を創出するための産学連携協定を締結しました。この協定は、Green Transformation(GX)分野における革新的な取り組みを推進するもので、持続可能な社会の実現に向けた高まるニーズに応えるものです。
協定の背景
千葉大学は、文部科学省と日本学術振興会が実施する「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業」に採択されたことを受け、研究の成果を社会に実装するための努力を強化しています。特に、2025年4月には千葉大学コネクトを設立し、大学が持つ知識や技術を生かして新しいビジネスモデルや産業の創出を図っています。
一方、TREホールディングスは「WX環境企業」を目指し、廃棄物の再利用や変換を推進する活動を行っています。このような両者の動きが相まって、産学連携による新たな挑戦が生まれました。
協定の目的と主な内容
この協定の目的は、国内外で競争力のあるGX分野の新産業を創出することです。特に、Waste Transformation(WX)を推進することを目的としています。以下は主な連携事項です。
1.
GX産業の創出に必要な協力
- 千葉県内でのGX事業に関する協力
- TREの環境複合事業に関する協力
- 新技術や新産業の実証機会の提供
- 環境的、政策的、経済的評価の実施
2.
GX産業の社会定着に必要な協力
- 学生等の人材の派遣
- 環境教育を通じた新技術や新産業の啓発
これらの協力を通じて、双方は知見とリソースを活用しながら新たなスタートアップやビジネスチャンスを生み出すことを目指しています。
今後の展望
今後、千葉大学とTREホールディングスは、共創研究所を設立し、GX分野における新たな取り組みを具体化していく計画です。この協定により、両者は廃棄物の新しい利用法を模索し、高度に循環する社会の実現や脱炭素社会への貢献を進めていきます。
このような新しい産学連携の動きは、地域経済の活性化や雇用創出にもつながることが期待されており、持続可能な未来に向けた重要なステップとなります。今後の進展に注目です。
用語解説
Green Transformation (GX): これは、石油や石炭に依存した社会から、再生可能エネルギーを中心とする社会への転換を目指す取り組みを指します。