古野電気株式会社の新型クラウド監視カメラ「FWC」
兵庫県西宮市に本社を置く古野電気株式会社が、新たに簡易型クラウド遠隔監視カメラ「FWC」の販売を開始しました。この新製品は、小型でありながらも高い機能性を持ち、夜間や難しい環境でも鮮明な画像を撮影することができます。特に、河川やため池、不法投棄の監視など、電源が確保できないカ所においてもその真価を発揮することでしょう。
1. 製品概要と特長
この「FWC」は、ソーラー充電と内蔵バッテリーを一体化した設計で、電源が不要な点が大きな魅力です。ソーラーパネルはわずかな日照でも充電ができ、無日照の状態でも7日間以上稼働することができます。これにより、環境によらず安定した運用が可能となっています。
さらに、暗い環境でも鮮明に撮影できるよう設計された超高感度センサーが搭載されています。この機能により、夜間の監視や暗い場所でもフラッシュなしでクリアな画像を提供し、最低被写体照度0.02luxで撮影が可能です。
2. 取り付けの手軽さと利用シーン
「FWC」は配線不要の設計で、手軽に設置できるのも特長です。設置工事が不要なため、設置後すぐに使えるのが大きな利点です。これにより、短期間の利用や急な監視ニーズにも柔軟に応えることができます。約3kgと軽量で、街路灯や即設品への設置が手軽に行えます。
3. クラウドでの遠隔監視機能
通信方式にはLTEおよびWi-Fi HaLow™(IEEE802.11ah)を採用し、PCやスマートフォンから遠隔で監視が可能です。専用の閲覧サイトでは、撮影した最新の画像をいつでも確認でき、平常時との比較も容易です。また、タイムラプス機能なども実装されており、多様なニーズに応えています。
4. 仕様についての詳細
「FWC」の具体的な仕様としては、ラウンド筐体サイズが125×125×208.5mm、ソーラー部を含むサイズが293×184×268.5mmとなっており、静止画撮影のインターバルは21・5・10・60分の4つから選択可能です。使用環境における耐久性もあり、防塵防水に関してはIP66評価を得ています。
この新しい製品は、設置の容易さ、高性能な撮影機能、そして長期間の運用を可能にするため、多くのユーザーにとって理想的な選択肢となることでしょう。詳しい情報や導入の検討は、古野電気の公式ウェブサイトで確認できます。