株式会社StockGraphyが、ミャンマーの古都バガンにて伝統的な木彫工芸を3Dデジタルアーカイブする新プロジェクトを始めました。このプロジェクトは、バガン地域にある木彫工房Pauk Kan Wood Carvingとコラボレーションし、技術革新を通じて木彫文化の保存と観光業の活性化を図るものです。
本取り組みでは、Pauk Kan Wood Carvingの職人と観光業関係者が協力し、木彫作業の補助や技術継承に役立つ3Dデジタルアーカイブデータの作成を目指しています。このアーカイブは、木彫りの技術を未来に伝えるだけでなく、観光客に対しても新たな文化体験を提供することが期待されています。特に、AR(拡張現実)技術を活用したサービスは、スマートフォンを利用して観光客が自ら体験するスタイルで、新しい時代の観光を築くことができるでしょう。
Pauk Kan Wood Carvingは、マンダレー地方のNyaung‑U Townshipに位置しし、数世代にわたり伝統的な技術を守り続けています。ここでは、仏教に基づくモチーフの他にも、地域に特有の自然をテーマにした作品が制作され、観光業に限らず、ギフトや装飾品としても人気です。工房では、ショップを併設してレストランも運営しており、訪れる人々が木彫工藝をより身近に感じられる体験を提供しています。