レオ・レオーニと仲間たち展が岩手で登場
岩手県立美術館で2026年1月17日から3月22日まで、「レオ・レオーニと仲間たち」展が開催されます。本展では、小さな魚の冒険を描いた絵本『スイミー』や、青と黄色の抽象的な形が織り成す物語『あおくんときいろちゃん』など、レオ・レオーニ(1910-1999)の作品に焦点を当てます。彼の絵本は刊行から60年以上が経過してもなお、世代を超えて愛され続けています。
レオ・レオーニの足跡
レオーニは、20世紀のイタリアとアメリカで多彩な活動を展開しました。オランダで誕生した彼は、幼少期から豊かな文化に触れ、青年期には多くのアーティストとの交流が芽生えました。その中には、イタリアの著名なデザイナーであるブルーノ・ムナーリの姿もあり、彼との影響関係はクリエイティブな方向性に大きな影響を与えました。
1939年にはアメリカに渡り、アートディレクターの職に就く一方で、絵画制作にも力を注ぎました。イタリアとアメリカを行き来しながら、画家、彫刻家、絵本作家として数多くの作品を世に送り出しました。彼のクリエイティブな活動は、商業アートとファインアート、さらには異なる文化の融合を通じて生まれたものです。
展覧会の内容
本展では、彼の生涯にわたる制作活動と、影響を受けたアーティストたちとの関係を広く紹介します。また、レオーニの作品に対する理解を深めるために、絵本の原画も多数展示され、彼の絵本制作の軌跡を辿ることができます。
展覧会概要
- - 会期: 2026年1月17日(土)〜2026年3月22日(日)
- - 開館時間: 9:30〜18:00(入館は17:30まで)
- - 休館日: 月曜日(特別開館日有)、2月24日
- - 観覧料: [一般] 前売1,100円(当日1,400円)、[高校生・学生] 前売600円(当日800円)、[小学生・中学生] 前売500円(当日600円)
また、特別なワークショップやギャラリートークなどの関連イベントも行われます。大人向けや子ども向けのワークショップは創作体験を通じてレオーニのテクニックに触れる貴重な機会です。ギャラリートークでは、美術館の学芸員が作品についての魅力や背景を語ります。
関連イベント
- 大人向け: 2026年1月18日(日)10:00〜
- 子ども向け1: 2026年2月7日(土)10:00〜
- 子ども向け2: 2026年3月8日(日)10:00〜
- - ギャラリートーク: 2026年1月23日(金)、2月6日(金)、2月20日(金)、3月6日(金)、3月20日(金・祝)14:00〜
まとめ
レオ・レオーニの多彩な作品を集めた本展は、アートの魅力を体感できる絶好の機会です。絵本の世界に触れ、彼のクリエイティブな旅を共有することで、皆様にとって特別な経験となることでしょう。興味がある方は、ぜひ来館し、彼の魅力的な作品を楽しんでください。