日本保育防災協会設立
2023-10-05 10:00:03

保育者支援の新たな拠点、「日本保育防災協会」が設立

保育者支援の新たな拠点、「日本保育防災協会」が設立



2023年10月、東京都千代田区で「一般社団法人日本保育防災協会」が設立されました。この協会の目的は、保育に関わる全ての人々が防災に対する意識を高めることです。私たちの国、日本は美しい四季を持つ一方で、頻繁に発生する自然災害が常に影を落としています。特に今年は東日本大震災から12年、関東大震災からは100年という節目の年であり、この背景を踏まえて防災意識の重要性が再認識されています。

設立の背景



日本は「災害大国」とも称される国です。地形や気象条件から今後も大規模な自然災害が発生する可能性が高いとされ、特にこどもたちはその影響を受けやすい存在です。内閣府の防災白書にも「災害弱者」という考え方がありますが、小さな子どもたちが自ら判断して身を守るのは難しい現実があります。この協会は、保育者をサポートし、必要な情報を提供することで、災害時にこどもたちを守る活動を展開していきます。

協会の目的と活動



1. 防災意識の普及


日本保育防災協会では、保育に関わる全ての方々に防災について考える機会を提供することを第一の目的としています。具体的には、保育業界全体の防災意識を高めるためのイベントやワークショップを定期的に開催し、参加者が実際に学び、体験できる場を設けます。

2. BCPの推進


次に、業界でのBCP(事業継続計画)の策定を推進していきます。保育事業者が災害時にどう対応すべきかを体系的にまとめ、各園ができるだけスムーズな対応が取れるよう支援します。

3. コミュニケーションの場を提供


さらに、保育者同士のコミュニケーションを促進するための場を提供します。これにより、相互に学び合い、意見交換を通じて、より良い防災策を導き出す狙いがあります。

代表理事の想い


協会の代表理事である西畑進太郎氏は、「過去の悲劇を無駄にしてはいけない」との強い思いを述べています。多くの方々に災害の経験を知り、学ぶことが、今後発生する可能性がある大規模地震への備えとなると信じています。また、保育者が持つ役割が命を預かる重要なものだと訴え、防災教育を継続的に実施することの大切さを強調しています。

まとめ


今後、日本保育防災協会の活動を通じて、保育者自身が防災について再考し、たゆまぬ努力を積み重ねることが期待されています。こどもたちの未来を守るために、一人ひとりの意識が変わることが、社会全体の課題解決につながると信じています。この協会の設立は、まさにその第一歩です。より多くの人々が参加し、共に学び、成長することで、持続可能な社会の構築へ向けた強固な基盤が形成されることでしょう。

問い合わせ先


一般社団法人日本保育防災協会
担当:加藤
メール:[email protected]
電話番号:03-6272-5040

会社情報

会社名
一般社団法人日本保育防災協会
住所
東京都千代田区紀尾井町3-32紀尾井町WITH3階
電話番号
03-6272-5040

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